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 Diary 2003・1月13日(MON.)

上海日記を書く

 朝起きて、今日も上海日記を書く。やはり旅行に行くと、様々な事がある訳で、ネタには困らないとはいふものの、それをいちいち活字にする事の面倒くささよ。このネタを、通常の日記に振り分ける事が出来れば、まだ良いのだが、さういふ訳にもいかない。困つたものである。

 ところで上海の土産話は、すでに口頭で幾人かの人に披露したのだが、まづやるのが、泊まつたホテル「グランドハイアット上海」の自慢である。ここのグランドクラブは、オススメできる。が、その事をリカさんに言ふと、「あそこのルームサービスは利用されました? プールは?」ときかれ、どちらも利用してゐないと答えると、「えー! その二つが素晴らしいといふ話ですよ」と言はれる。さうか、さうだつたのか。

 またテラダさんに「呉昌碩記念館には行つた?」ときかれ、そのやうなものがあつたんですか、と問ひ返せば、どうやらホテルの側にあつたらしい。ううむ、知らなかつた。

 実は上海日記を書くにあたつて、ガイド本などを読み返してゐるのだが、なんと多くの場所に行つてゐない事よ。まア、三泊四日なら当たり前ともいへるのだが、それにしても、行きたかつた所が満載だ。これは、必ずもう一度行かねばなるまい。……行けるのか?

 ババさんに「先日『T.R.Y.』といふ映画を観てきたんですけどね、上海ロケでしたよ」と言はれる。織田裕二主演の日本映画だが、どうもスピルバーグ監督『太陽の帝国』制作時に作つたセットがいまだにあるらしく、それを使つての撮影だといふ。如何でしたか? 「ううん、基本的に織田裕二は応援してゐるんですけどねえ…」。さうですか。

 やはり、もうすぐ閉館する朝日シネマに『アイリス』、あるいはケン・ローチの新作でも観に行つた方がよささうだ。でも、行けるのか?

 はやく、上海日記を終へてしまひたいです。

小川顕太郎 Original: 2003;