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 Diary 2003・2月14日(FRI.)

サブちやん記念館/
マイケル・ジャクソン

 ロマンザにてカット。函館の北島三郎記念館に行つてきたマツヤマさんに、髪の毛を切つて貰ひながら、その時の話をきく。

「とにかく地元では評判が悪いんですよ。ボクが行つた時も、客はボクひとりだつた。なんでかなあ。きつと、金をかけすぎてゐるんですよ。とにかく、金がかかつてゐる。タクシーを降りたらボーイさんが出迎へてくれるし、中に入れば案内嬢がついてくれる。サブちやんが高校時代に通学に使つてゐた電車を復元したり、流しの時代の街並みを復元したり、サブちやん人形が『まつり』を歌ふホールがあつたり…とにかく金がかかつてゐるんだけれど、どれも嘘くさいんだなあ。あと、入場料が 1500 円といふのも、地元の人にとつては高すぎるみたい。あ、さうさう、函館の街は、凄く不況なんですよ。京都にゐたら分からないけれど、やはり地方都市に行けば、日本は不況だ、といふのを実感しますよ。もう、街が死んだみたい。で、さういふ所に、7 階建てのあんなビルを造つたのも、反感を買ふ一因ぢやないかなあ」

 なるほど。またしても、頭がサッパリしました。

 さういへば、最近マイケル・ジャクソンのバッシングが激しいですね。色々なところから、児童に猥褻な行為をしたとか、お金を払つてゐないとか、契約違反だとかで、訴へられ、それをマスコミが煽つてマイケルを叩きます。ちよつとやりすぎぢやないか? とマイケルファンの私もトモコも思つてゐたんです。私が考へるに、今のマイケルは弱つてゐるので、こんなに叩かれてゐるんぢやないでせうか。実はマイケルは何年か前から借金まみれで、大変な状態になつてゐたやうなんですね。しかし、新譜を出せば取り返せると考へたのか、そこまでの騒ぎにはなつてゐなかつた。ところが、この間の新譜は売れなかつた。となれば、みんなは黙つてゐない。金を生み出せなくなつたマイケルに何の価値があるのか、とばかりに、叩きまくつてゐるのではなからうか…? と、考へて私とトモコは密かにマイケルに同情してゐたんです。

 それが、今日、なかなかよい記事を読みました。その記事によると、LA の子供たちが、マイケルを救うために、お祈りを捧げる集会を企画した、といふのです! 子供たちは、マイケルが小児性愛者ではないと信じてをり、この祈りの運動が世界中に広まることを願つてゐるといふ。…まア、マイケルが変態である可能性は限りなく高い訳ですが、いいぢやないですか。私とトモコも祈りますよ。マイケル、またかつこいいアルバムを作つてね!

小川顕太郎 Original: 2003;