京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

Home > Diary > 03 > 1220
 Diary 2003・12月20日(SAT.)

台湾へ行かう

 コータローくん来店。黒のスーツに白のネクタイといふいでたち。むろん、結婚式帰りだ。年末に大変だねェ、と声をかけるマツヤマさん & サコさんに、「**ですねー、実際」と答へてゐた。

 そこにクラタニくん来店。いいところに来たね! クラタニくん。実はクラタニくんとコータローくんをお互ひに紹介しやうと考へてゐたのだ。なぜなら二人とも熱狂的なネットゲームファンだから、といふのは嘘で、コータローくんはカメラ道楽に凝りつつあり、クラタニくんはカメラ(関係)の会社で出世を目指して邁進中、だからである。これは鍵と鍵穴、凸と凹でないか。実際二人は名刺交換をかはした後、おおいに盛り上がり、ライフルの話や警察への不満などを述べあつてゐた。…ん?

 ところでクラタニくんにはデジカメのメモリースティックを注文した。年内には持つてきて貰ふ、といふ約束だ。なぜ、年内なのか。それは来年の正月休みを利用して、また海外にでも行つてみやうかと考へてゐるからだ。今年は上海に行つた。来年は、……やはり台湾か?

 台湾は親日的な国として知られる。むろん日本にとつても台湾は大切な国で、シーレーンを守るためにも絶対に疎かにしてはならない国だ。それなのに、大陸との関係上、台湾との正式な国交はない。故にせめて民間での交流を密にしておく事が肝要なのだ。それが民間人として出来る、愛国的な行動だらう。…などと、理屈をつけなければどこにも行けないのか、私は。まァ、さうなんだけどね。暖かさうだから、とか、食べ物がおいしさうだから、とか、写真で見たら素敵だつたから、とか、さういふ普通の理由では、なかなか面倒くさくて腰があがらないのであつた。だから、トモコが『満里奈の旅ぶくれ―たわわ台湾』を読んでゐる横で、『台湾紀行―街道をゆく 40』司馬遼太郎なんかを読んで、自分を奮ひ立たせてゐる私でした。

 今日もまだ雪でしたね。

小川顕太郎 Original:2003-Dec-22;