京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

Home > Diary > 03 > 0811
 Diary 2003・8月11日(MON.)

子供の名前

 クラタニくん来店。オイシンが滋賀の工場で周りが全員タメ口なのに辟易してゐる、といふ話を日記で読んだクラタニくんは、これぞ我が意を得たり! といつた感ぢで、以下のやうに語つた。

「さうなんですよ、これは滋賀に残る悪習のひとつなんですよ。ボクも昔、滋賀の***ハム工場でバイトをした事があるんですが、周りが全員タメ口だつたんで驚いたことがあるんです。ボクも滋賀の田舎の学校出身ですが、体育会系でしたから、もうビックリして。工場主任とかを呼び捨てですよ! 京都の工場では考へられません」

 なるほど。ところで阪神タイガースの方はどうなの?

「これが、いい感ぢなんですよ。いま、4 連敗中なんです。もう、今年の阪神はあまりに強すぎて、最近は新聞を読む気も失せてゐたんですが、『タイガース またしてもチャンスに打てず!』とかいふ字が紙面に躍つてゐると、やはりこれやなあ、と、また新聞を読むのが楽しみになつてきたんですよ。少なくとも、あと 6 連敗はしてほしいです」

 ううむ、なんだか倒錯した楽しみだなあ。クラタニくんは、明日親不知の歯を抜きに行く、と言つて帰つていつた。

 ヤマダくん来店。ヤマダくんは、将来結婚して子供ができたら、その子が女の子の場合、どういふ名前をつけるかすでに決めてゐるのだといふ。ほうほう、それはどのやうな? と尋ねれば、「璃瑠(りる)」といふのださうだ。……今時の若者、といつた感ぢだ。なんでそんなアニメの登場人物みたいな変な名前なのか。ヤマダくんによると、すでに子持ちの友人たちの子供の名前は、「詩音(しおん)」とか「姫優(ひゆ)」とかいつたものらしい。…みな、自分たちでつけたのでせうね。

 やはり、子供の名前は、しかるべき地位にゐる、相応に歳をとつた人につけて貰ふのが、よいと思ひます。

小川顕太郎 Original:2003-Aug-13;