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 Diary 2003・4月4日(FRI.)

 テラダさん来店。昨日円山公園に花見に行つて来たんですよー、と私が言へば、「私らは、日曜日や。あー、地面グチャグチャかな」と言ふ。今日は雨。明日も雨らしい。ほんと、昨日の花見は成功であつた。さういへば、円山公園には様々な出店があつたけれど、墨を売つてゐる店もあつた。その事をテラダさんに言へば、「あー、それここ数年の流行りやん。マイナスイオンが出る、とかなんとか、言つてゐるんとちやう。天神さんとかでも、よー、出てるわ」と言はれた。なるほど。

 話変はつて、と言つてもそれほど変はらないんだけれど、私は将来、庭に桜の木が植ゑてある家に住みたいと思つてゐる。毎年春になれば、そこに皆を招いて花見をするのだ。といふやうな事をテラダさんに語ると、「前に私が住んでゐた家は、庭に桜が 4 本もあつたわ。でも、あれは大変やでー。桜の花、すぐ散るやろ。そしたら、その後は青虫が大量に発生するねん。その後は葉つぱが落ちるやろ、もう、しょっちゅう掃除してなあかん。止めといた方がいいわ。」との答へが返つて来た。さうですか…ぢやあ、庭に桜の木がある家に住んでゐる友だちを作ればどうでせう? 「はは、それなら、いいかも」。是非、さういふ人と友だちになりたいものです。

 先日、テラダさんは、日本篆刻展にて準大賞を獲得した。おめでとうございます。え? 余計な賞は要らないつて?まあまあ、そんなこと言はないで、ドンドン篆刻界で偉くなつて、将来私が「この人に誘はれて篆刻始めたんやー」と自慢できるやうになつて下さい。そして、庭に桜の木が植ゑてある家に住んでください。なんて。

小川顕太郎 Original:2003-Apr-5;