京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

Home > diary > 02 > 0929
 Diary 2002・9月29日(SUN.)

夜を楽しく

 そういえば昨日は RCS のサトウさん御夫妻がミツギちゃんとともに来店していた。サトウさんが言うには、河原町の映画館はかなり危機に瀕しているようだ。サトウさんは以前、河原町の夜をもっと楽しく、といった題名の企画をたてて、河原町の映画館の活性化を図ったことがあるけれども、その企画を再びやろうかと思案中だという。とはいえ、現実はなかなか厳しい。この間も、美松劇場で「カラオケナイト 500 人でヘドヴィックを歌おう!」というイベントを催したのだが、200 人しか集まらなかったという。うーむ、それでも困難に立ち向かっていくところにしか道は拓けない。協力できる事があれば、オパールも協力いたします。

 それにしても、確かに夜は暇である。いや、これはオパールだけの事かもしれないが、夜の 10 時を過ぎるとサーッとお客さんが帰ってしまって、その後は誰も来ない。今日も 10 時ぐらいまでは満席で、結構忙しかったのだが、10 時を過ぎたら瞬く間にみんな帰ってしまって、お客さんゼロ。誰も来ない。仕方ないので、私は一休みの意味も込めてカウンター席に座り、コーヒー片手に雑誌「映画秘宝」を開けたのだが、左ページにパム・グリア、右ページにビヨンセという豪華なグラビアに見入りながら、安らかな眠りに落ち込んでしまった。

 気が付くともう 0 時前。ああ、もう店を閉めなければ、結局誰も来なかったなあ、と後ろを振り向くと、ノガミくんが立っていた。うわ! びっくりした、どうしたん? 「今から 20 人ぐらいなんやけど、いい?」。今からって、もう閉店なんやけど……20 人か、…うん、いいよ。他ならぬノガミくんの頼みやし。

 ノガミくん達は、ART COMPLEX で行われていた「Edge in Kyoto 〜映画と詩の間」というイベントの打ち上げの帰りらしい。ノガミくんも、青山真治を撮った『HOTEL CHRONICLES』という作品を出していたイベントだ。その関係者ばかりなので、みんな映画について熱く(?)語り合っていた、模様。

 ま、なんにせよ、夜を楽しく盛り上げたいものですねー。

小川顕太郎 Original:2002-Sep-31;