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 Diary 2002・10月15日(TUE.)

5周年パーティー
迫る

 連休明けという事もあってか暇。ユキエさんとショウヘイくんが仕込みを奥でしている間中ずっと、私は腕組みをして来る 31 日の 5 周年パーティーの事を考え続けた。どのような形でやるのか。いつものように DJ をいれて音楽を流し、みんなで飲んだり食べたりしてお喋り、+少しだけダンス、という形でも良いのだが、それだけでは物足りない、とも言える。せっかく 5 周年なのだし(?)、少しばかし趣向を凝らしたいと思うのだが、果たしてどのようにすればよいのか。

「じゃあ、みんなで出し物をしたらいいじゃない。手品とか寸劇とか」と言う、何も考えていないとしか思えないトモコの発言に、それそれ! それでいこう! と、私も大した考えもなく飛びついたのだが、しかし、出し物って…。もう時間は 2 週間しかない。そのあいだに何をするか決めて、練習もしなければならない。そんな事が可能なのか? とにかく、何をするか考えなくては。うーん、うーん、うーん、と実は 3 日ほど前から頭を絞っているのだが、まったくよいアイデアが浮かばない。うううううん、ああ、どないしょ。

「店主、こんにちはー」と、オイシンがやってきた。

「『仄暗い水の底から』ビデオで観ましたよ。いやー、怖かったですねー。」

 そんな事はどうでもいいんや。おい、オイシン、こんどの 5 周年パーティー、手伝ってもらうで。

「ああ、別にいいですよー。久しぶりに働くなあー。カクテルとか覚えてるかなあー。」

 …まあ、そういった事もやってもらうが、オイシンにはもっと重大な役目があるんや。

「なんですかー?」

 そうやなあ…まあ、漫才でもやってもらおうか。

「ええ!! い、いやですよ!!」

 やかましい! みんなイヤなんや! ゴチャゴチャ言うな。

「なんでみんなが嫌がっている事をするんですか! 訳がわかんないですよ。ところで、誰と漫才をするんですか? あ、もしかして、店主とですか!」

 いや、別にそういう訳じゃ…

「そうなんですね、店主と漫才をするんですね! イヤやなあ…。」

 ……絶対に演目にいれてやる。

 どうなるのだろうか、5 周年パーティー。

小川顕太郎 Original:2002-Oct-16;