京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

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 Diary 2002・10月9日(WED.)

ヒップホップ

「Hanako West」のカフェグランプリを見ていますと、総合グランプリ・ベスト 10 に輝いたお店は、どれもそこはかとなく似通っていますね。なるほど、こういった感じが今の IN なのですか、と色々考えさせられるのですが、私が気になるのは、ではこういったお店ではどんな音楽が流れているのであろうか? という事です。やはり、みんな似たような音楽なのでしょうか。ボサノバとかフレンチとか、あるいはジャズやラウンジものであるとか。そういえば世間では「カフェミュージック」という言葉もあるようで、私はそれがどのようなものなのか未だに知りませんが、やはり世間一般の人々がイメージする「カフェ的なもの」というのがあるんだろうなあ、と考え込みます。そして、そういった「カフェ的なもの」こそが人気を呼ぶんだろうなあ、と。私はどうしてもヒネクレ者なもんで、カフェがブームになった時に、絶対にフレンチとボサノバはかけまいと思い、オパールにあったその手のレコードはみんな家に持って帰りました。「カフェ的なもの」を避けたかったんです。で、自分の最も好きな音楽、ソウルミュージックをガンガン流すようにしました。それでいいじゃないかと、自分達で(文字通り)作った店だし、自分の好きな音楽を流した方が独自性が出ていいじゃないか、と。我々がオパールを始めた頃は、まだカフェなんかなかったので、我々は「カフェ」を作ろうとした訳ではありません。ただ単に、自分達の考える理想の店、を作っただけです。だから、自分達の独自性を押し通せばよいのだと、考えていました。しかし、本当にそうなのだろうか。やはり客商売。お客さんが望んでいるものを提供するのが鉄則ではないか。少なくとも、お客さんが望んでいないものを提供するのは避けた方がよくはないだろうか。

 そう考えた時に、引っ掛かってくるのがヒップホップ。私はヒップホップも好きなんですね。で、当然の事ながら、店でもヒップホップをガンガンかけている。でも、いわゆるカフェ好きの人って、ヒップホップなんか嫌いな人が多いのでは??? と、最近つらつら考えるのです。まあ、ポップでソフトなヒップホップならまだいいのでしょうが、私はけっこうハードなやつ(というかイナタイやつ)を聴いていますからね。ウエッサイとかバウンスとか。そういうのは、やっぱあんまりかけない方がいいのかなあ、と、弱気になって、ジャズなんかかけたりしているこの頃。うーむ……ヒップホップ最高なんだけどなあ。

 なんか、適当に文字を埋めてみました。

小川顕太郎 Original:2002-Oct-10;