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 Diary 2002・5月14日(TUE.)

何にも分からない

 ヤマネくん & ゴローくん来店。ヤマネくんに、先日の中国の日本領事館への亡命者駆け込み事件についてどう思うか? ときかれる。うーん、正直言って、何ともいいようがない。何か言うには情報が少なすぎる。と言っても、これは私が普段から新聞を読んだりテレビを見ないから、という訳ではない。例え普段から熱心に新聞やテレビを見ていて、この事件に関しても追っかけている人でも、必ずしも私より正確にこの事件を把握している、とは言えない。ありゃりゃ、なんか偉そうですね。

 でも、まあ、そうなんですよ。この日記で何度も書いていることですが、(完全な)報道の自由なんてないんだから。マスコミで流される情報は、必ず! 操作されています。もちろん、問題のない操作から大ありのものまで、無意識の操作から陰謀まで、様々な色合いはあるでしょうが、操作は必ず! されている。例えば、今回の事件で言えば、亡命者の領事館駆け込みというのはしょっちゅうあるはずなのに(そしてそれに伴ういざこざも起こっているはず)、なぜわざわざ今・この事件が世界中のマスコミに映像付きで流されたのか? ということです。ここには何らかの操作があります。そりゃ、たまたま偶然に、という可能性もある訳ですが、私はやはり胡散臭いと思うのですね。

 この間の北朝鮮の不審船事件の時もそうでした。北朝鮮の不審船による日本の領海侵犯なんて、それこそ日常茶飯事だろうし、普段はそれに対してそこまで深追いしない日本側が、なぜあの時に限って 10 時間以上も追い回し、銃撃戦までして、それを映像に残していたのか? ということです。ここに、操作があります。

 そもそもあの「911」事件だって、結局どういう事件だったのか、さっぱり分かっていない。犯人が誰なのか、というのも分かっていない。アメリカが一方的にアルカイダが犯人だと決めつけ、報復までしてしまったので、なんとなくそうなのかーと思っている人も多いでしょうが、アメリカは結局アルカイダが犯人だという証拠を出せなかった。つまりあの事件がなんだったのか、というのは分かっていないのです。ありとあらゆる情報操作が、あの事件に関しては行われました(今も続行中)。そのことは、よーく覚えておいたほうが良いと思います。ものごとは、常に裏側を読むぐらいじゃないと。

 今日もまた、恐ろしく暇だった。このままでは潰れてしまう、と危機感を抱いていたとき、夜も遅くなってきた頃、突如! お客さんが続々とやってきた。瞬く間に店内は満席となったのだが、うーむ、これはおかしい。こんな事は普段はありえない。色々と考えてみるに、そろそろ「KANSAI 1 週間」の夜カフェ特集に、オパールが載っている頃だと思い当たった。そうか、それでか。マスコミの影響力は凄い。

 で、実はそういう状況の所にヤマネブラザーズはやってきたのだが、ヤマネくんは言う。

「お店、すごく流行っているじゃないですか! 日記で読むのと大違い。うそつき!」

 いや、だから、ものごとは裏側を読まんと。

小川顕太郎 Original:2002-May-9;