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 Diary 2002・6月24日(MON.)

許されない話

 雨。お客さんも来ない寂しい一日。日記に記すことも特になし。それでも何か書かねばならないのだが、無理矢理捻り出したとしても、カフェのサイトに連載中の店主の日記という性質上、許されない話題が結構ある。その筆頭に上がるのは、なんと言っても「下」の話だろう。はっきり書いてしまえば、尿・屎・屁の話である。

 ……しかし、書くことが無く苦しんでいると、頭の中を巡るのは「許されない話」のことばかり。こういうものは、出さないと身体に悪い。肌の調子も悪くなるし、胸がむかつき、顔面が蒼白になって、最後には憤死するはめになるかもしれない。そこで、半ばヤケクソになりながら、禁断の領域に踏み込むことにする。とはいえ、もちろん許される範囲で書くわけで、尿・屎・屁の中でも最も軽い「屁」について、それも私の好きな「屁」がらみの昔話をここに記す、という方法をとることにする。

 お寺の門の所によく立っている仁王さん。この仁王さんが、ある時あんまり立ち続けなのに退屈し、こっそり抜け出して村に繰り出した。そして家々をこっそり覗いてまわったのだが、ある家で覗いていると、中にいるお婆さんが屁を放った。それを見て(聞いて)いた仁王さんは思わず笑ってしまい、その笑い声を聞いてお婆さんが一言「におうか?」。仁王さんは、これは正体を見破られたと仰天し、這々の体で逃げ帰った、という話。

 これなら、許されますね?

小川顕太郎 Original:2002-Jun-26;