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 Diary 2002・7月6日(SAT.)

小林旭
オン・ステージ

 バンちゃん & アヤさん来店。「これ、かっこいいから是非聴いてください」と言って、『小林旭オン・ステージ』という 2 枚組のライブレコードを貸してくれ、スマッシュヒッツの『スチャラカデイズ』という CD をくれる。さっそくベッチひとりが残った閉店後、『小林旭オン・ステージ』を大音量でかける。

 予想通りかっこいい。まず、たたみかけるように民謡シリーズのメドレーで始まるのだが、これが凄い。アレンジは、マンボというより R & B で、弘田三枝子やオーヤンフイフイのライブ盤を彷彿とさせる。その後、『さすらい』『北帰行』と時代をあがってきて、『順子』『昔の名前で出ています』を経て、『さすらいの道』で幕。語りも多く、なぜか映画の一場面の音声が流れたりして、いったいステージ上では何をしていたのか? と、かなり気になった。

 個人的には、いわゆる「ユーモアソング」が『自動車ショー歌』一曲だけだったのが残念。先頃発売された小林旭の CD 集では『アキラ 4 (ユーモアソング編)』が一番のお気に入りなだけに、もっとこの手の曲を聴きたかった。まあ、このアルバムは時代的に新しいので仕方ないのだが(たぶん 70 年代の終わり頃)、ユーモアソングをガンガン歌っていた 60 年代には、ユーモアソングを中心にしたステージとかを演っていたのだろうか。もし音源があるのなら、是非聴いてみたい。きっとすさまじいものだと思う。小林旭って、やはり偉大だ。

 家に帰って CD の方も聴く。こちらはバンちゃんが 80 年代にやっていた「スマッシュヒッツ」というバンドのライブ音源。旭の『自動車ショー歌』を、ロカビリー調にカバーしていたりする。私は前から、バンちゃんの名曲『いかすぜこいつ!』に、旭の遺伝子を感じ取っていたが、最近になって旭の曲とバンちゃんの曲をまとめて聴く機会が増えたことにより、ますます確信を深めた。うーん、ま、いい加減な確信ではあるんですがー。

 でもやっぱアキラはすごい。これが今日の結論。

小川顕太郎 Original:2002-Jul-8;