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 Diary 2002・1月27日(SUN.)

缶詰

 ユキエさん来店。自衛隊の人に貰った、自衛隊員に支給される缶詰、というのをくれる。3 種類あって、全て色はカーキ色。それぞれに黒文字で、「たくあん漬」「まぐろ味付」「ウインナーソーセージ」と書いてある。参考までにそれぞれの製造会社を記しておくと、上記の順番に「九州食糧品工業 KK」(大分県)・「鴎洋水産 KK」(宮城県)・「日東ベスト KK」(山形県)。いざというときのために、奥にしまっておく。

 明日はとうとう『仄暗い水の底から』を観にいくことになってしまった。ヤマネくんとタケダくんと、香港から帰ってきたばかりのショウヘイくんと私。嫌だなあ…。

 家に帰ると、大阪にホリヒロシの人形絵巻展を見に行ったトモコが、ご飯を食べた時に隣に座っていたおばちゃん達の会話を報告する。そのおばちゃんの子供が、友達 4 人と連れだって『仄暗い水の底から』を見に行ったそうなのだが、あまりの怖さにその日から夜はうなされて眠れず、トイレにもいけず、マンションに住んでいるようなのだがエレベーターにも乗れず、といった状態が 1 週間も続いてほとほと困っている、というのだ。

「ほんとに恐いみたいよー」とトモコは嬉しそうにいう。

 …やっぱ、明日行くのやめようかな…。

小川顕太郎 Original:2002-Jan-29;