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 Diary 2002・2月25日(MON.)

メール機能復活

 本日メール機能が復活いたしました! なんじゃそれ? と思われる方もおられることでしょうが、いちおうニフティに電話をした時は、「それはもうソフトがダメになっているから、ソフトを総入れ替えして下さい」と言われたんですよ。それで、私とトモコは、くらーくなっていたんです。が、オパールに持っていって、ババさんにみてもらったら、見事に直りました。さすがですね。私は、なにがどうなって壊れて直ったのか、さっぱり分からないのですが、どうやらサーバーにメールが溜まりすぎていたのが原因らしい。500 通ぐらい消去したようです。まー、なんにせよ復活して良かった。

 ヒラノさんがコラージュでメイン DJ を務めている「キャバレー?」というイベントに、マツヤマさんとフクイさんがゲストで出演するらしく、二人ともイベント開始前にオパールに寄ってくれた。私は居なかったのだが、マツヤマさんは『津軽じょんがら節』、フクイさんは『東京オリンピック(黛敏郎)』のレコードをそれぞれ持っていたらしい。うーん、さすが。しかし、ヒラノさん、大丈夫ですか?

 オイシンに『人はなぜ騙されるのか』安斎育郎著(朝日文庫)をやる。この本には有名な「クレバーハンス事件」が載っていて、それをぜひオイシンに読んで貰いたかったからだ。「クレバーハンス事件」とは、ハンスという名の馬を飼い主が熱心に教育した結果、人間の言葉を解したり、計算ができるようになった、と大騒ぎになった事件だ。ハンスは、足で床を蹴って意思表示をするのだ。もちろん、結果からいえば、ハンスは人間の言葉を解したり、計算が出来るようになった訳ではなかった。ハンスは、質問をする飼い主の微妙な態度(飼い主はわざとやっていた訳ではない。飼い主はハンスに知性があると信じ切っていた)から、ちょうど答えになるところを読みとって、床で足を蹴るのをやめていたのだ。人間どうしたって、「次で蹴るのをやめれば正解だ」と思えば、それが微妙に態度や表情に出るらしい。つまり、ハンスにあったのは知性ではなく、人の顔色を窺う能力だったのだ…。

 私は「オパール道場」の虚しい終焉を思い出しながら、祈るような気持ちで、オイシンにこの本を渡したのであった。

小川顕太郎 Original:2002-Feb-27;