京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

Home > diary > 02 > 0210
 Diary 2002・2月10日(SUN.)

「演歌サバイバーズ」
とは何か

 マツヤマさん主催による「演歌サバイバーズ」が、いよいよ実現に向けて動き出した。本日もオパールにて、詳細な事柄についての話し合いが行われたのだが、ところで、「演歌サバイバーズ」とは何だろうか。

「演歌サバイバーズ」とは、またの名を「にほんの魂(こころ)を伝える会」という事からも分かるように、にほんの魂(こころ)を伝え、愛国心をひろく隆起せしめん事を目的に結成された団体名であり、かつイベント名である。

 演歌とは、明治時代の演歌(演説歌)は別物として、60 年代の後半に、それまでの歌謡界にフォークや和製ポップス、GS などのフリー・ソングライターが大挙して現れ、大幅な勢力・構造変動があった時に、それまで都会調・日本調・浪曲調などと呼ばれてきた歌を含めて「にほんのこころを歌う」音楽として生まれた。これを聞いて、ピンとくる人もいる事だろう。そう、これは「ソウル」の誕生と同じなのだ!

「ソウル・ミュージック」も、60 年代の後半に、ロック系のミュージシャンが大量に現れてそれまでのポップス界の勢力・構造をすっかり変えてしまった時期に、「黒人の魂(こころ)をうたう」音楽として生まれたのだ。まさに、演歌こそ日本のソウルミュージックなのだ。

 私も普段からノーザンソウル/モダンソウルを愛聴し、いっぽうで愛国的な心を温めている人間なのだが、どうにもそのあいだに何かが欠けているような気がしていた。それが何なのか、やっと分かった。それは演歌だったのだ。「演歌サバイバーズ」なくして「ソウルサバイバーズ」なし。このような心境に、やっとたどり着いた。

 とりあえず、いまのところ決まっているのは、何度か「演歌サバイバーズ」を重ねたあと、京都の護王神社に「勝手に演歌奉納」、そのあと「演歌サバイバーズ IN パリ」、「演歌サバイバーズ」CD 制作…。

 なんだか忙しくなってきました。

小川顕太郎 Original:2002-Feb-12;