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 Diary 2002・2月3日(SUN.)

有隣館

 藤井斉成会有隣館に行く。一昨日にテラダさんから「なに!? まだ『有隣館』に行ってないの! ――そりゃあかん。ダメ。話にならない。すぐに行ってき」と、言われたので、さっそく行ったのであった。ここは犬養毅の知遇も得ていた近江の大商人・藤井善助が、自らのコレクションを展示するために建てた美術館だ。京都近代美術館の疎水を挟んで向かい側、屋上に朱塗りの八角堂がある建物が、それである。

 テラダさんから「行ったら、ちびるで」と言われてきたのだが、私は、そんなちびれるぐらい分かるだろうか、という一抹の不安とともに、館内に足を踏み入れた。が、確かにすごい。私程度でも凄さが分かるほど、すごい。顔真卿や黄庭堅、王鐸、董其昌の書が当たり前のように在って、え? これ本物? と些か戸惑ったぐらい。書に限らず、文房四宝や陶器や仏像に石像、石碑、印、はては乾隆帝の服や台座、夾帯衣装(科挙の時のカンニング用に、服に四書五経などを書いたもの)や、明治天皇の玉座まであって、展示品はそこまで多くないが、1 時間半じゃあ十分観ることはできない。ここは 15 時に閉まるので、13 時半に行った私には、それだけしか時間がないのであった。15 時ぎりぎりまで居て、そこを出る。

 平安神宮で豆まきの行事をやっていたので、それを見る。見物人少なし。そこから地下鉄を使って、烏丸五条の書道用品店「書遊」に行く。ここはものが安いので、是非いちど行って見ろ、と薦められていたところ。墨汁と筆を購入。

 そこからは歩いて、オパールへ。チェケさん & クマさんと待ち合わせをしていたのだ。もうすぐオパールで行われる、お二人の結婚披露パーティーの打ち合わせ。その時のメニューは自称ウェブデザイナーのオイシンが作ることに。チェケさん曰く「デザインにはこだわらないから」。オイシン曰く「おお! それは有り難い」。…なんだかなー。

 今日は節分なので、今年の恵方である北北西の方を向いて巻き寿司をかぶり、それから帰りました。

小川顕太郎 Original:2002-Feb-5;