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 Diary 2002・2月2日(SAT.)

SOUL CHAMBER」とは

 イチモトくん来店。今月の 12 日に行われる「SOUL CHAMBER」@コラージュへの意気込みを語る。この「SOUL CHAMBER」は、イベントというような大袈裟なものではなく、平日はバー営業をしているコラージュにて、「ソウルサバイバーズ」では伝えきれないノーザンソウル/モダンソウルの魅力を伝えるべく、クラタニ・イチモト両人とヒラノさんと私の 4 人が、BGM よろしくソウルミュージックをかける、というもの。チャージも 500 円と安い。

「ソウルサバイバーズ」では、どうしてもダンサーが中心の選曲となってしまうが、ミッドからスローにかけてのナンバーにも、素晴らしいものがたくさんある。またみんな良いコレクションを持っているのだ。これをたっぷり堪能してもらい、さらにノーザンソウル/モダンソウルの深みにはまってもらい、「ソウルサバイバーズ」もより一層楽しんでもらい、潤いのあるソウルライフを送ってもらおう、という魂胆だ。

「『SOUL CHAMBER』は、ちょっと自信がありますよ。セイジ・イワブッチもびっくり! という、キタアキくんも思わず! という、それぐらいの充実したネタを用意しています。」とイチモトくん。

 なんか、凄そうだなあ。そういえば、クラタニくんも「SOUL CHAMBER」に備えて、モダンソウルのシングルを 50 枚も買ったそうだ。みんな気合いが入っている。私は…まあ、その、「SOMETHING INSIDE」がある! から、ね。

 とにかく、もし時間がれば、覗いてみてください。

 ババさん来店。別冊宝島の『怪獣学・入門』を読んでいるらしいのだが、その中のウルトラマンに関する論考に、深く頷く所があったという。それは、ウルトラマンは地球人と何の関係もないのに、なぜ地球人を守ってくれるのか、という問いに関わるもので、つまり、ウルトラマンはアメリカなのである、という事だ。地球には、科学特捜隊という自衛隊のような組織はあるが、自らの力で地球を守る力はなく、いつもウルトラマンという第三者がやってきて、地球を守ってくれる。これは日米安保下の日本の状態(つまりアメリカの属国と化した日本の状態)を、甘やかに肯定するものなのだ。

 確かに、このような番組を観て育てば、自らの力で自国を守ろう! という気概は育ちにくいだろう。もしかして、「ウルトラマン」はアメリカの陰謀か?

 この本の論考では言及されていないけれど、アメリカは何も博愛主義から日本を守っていた(?)訳ではない。共産主義諸国との防波堤として利用すべく、日本を育て、使っていたのだ。そのために日本が払い続けてきた、払い続けなければならない代償は、大きい。我々は、そろそろアメリカ/ウルトラマンから自立しなければならない。ウルトラマンの最終回「さらばウルトラマン」から、科学特捜隊長ムラマツの台詞。

「地球の平和は、われわれ科学特捜隊の手で守り抜いていこう。」

 寒さは続く。

小川顕太郎 Original:2002-Feb-4;