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 Diary 2002・12月16日(MON.)

マトリューシカ

 昨日の事になるが、トモコが a little beaver にて、マトリューシカを買ってきていた。フクイくんがチェコで買い付けてきたばかりの、ホヤホヤの商品だ。それにしても、数ある新商品の中で、何故マトリューシカを選んだのか? それは…テレタビーズのマトリューシカだからなのだ! ガーン! パカパカと開けていくと、ティンキーウインキー、ディプシー、ラーラ、ポーと次々と出てきて 4 体が並ぶ。なかなかの優れものだ。マトリューシカには、2 種類あって、今のは大きいやつ。小さいやつは、なぜかディプシーがポークーターに乗っていたりするのだけれど、もっと謎なのは、パカパカと開けていくと、5 体並ぶこと。5 体? 謎の奴が紛れ込んでいるな、と思いながらよく見ると、ラーラがいなくて、謎の奴が 2 体いる。うーん、謎。チェコ人いい加減だぞ、これは。でも、ステキです。

 DVD で、『トレーニング デイ』を観る。素晴らしく面白い。スヌープやドレ、メイシー・グレイ等が出演しており、監督もウエッサイで育った黒人の人らしく、ウエッサイの現実がリアルに描かれる。ブリンブリンで身を固めたデンゼル・ワシントンとイーサン・ホークが車に乗り込むと、ウエッサイ・ヒップホップが流れ、車高がガクン、ガクン、と上がる。など、ウエッサイ・ファンには嬉しい所がたくさん。本物のギャング達も出演しており、彼らのリアルな姿が見られる。とはいえ、ウエッサイのミュージックビデオで観るのと、ほとんど一緒なんですが。

 まあ、そういった事は横に置いても、この映画は面白い。デンゼルとイーサンの駆け引きが凄い。デンゼルの発するカリスマ性は実にリアルで、それをうち破るイーサンの存在もリアルだ。リアル過ぎて、私は思わず茫然と、個人的な感慨に耽ってしまった。……これが「ストリート」なんだよねえ。分かる人には、分かる。うむ。なんにせよ、これは是非とも映画館で観たかった傑作。これが今年の公開作なら、ベスト 1 に選んでいたな。…あ、今年のベスト 10 を選ばなきゃ。

小川顕太郎 Original:2002-Dec-17;