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 Diary 2002・12月11日(WED.)

寒いからさあ

 クラタニくん来店。「昨日はお疲れさまでした」と労をねぎらう。クラタニくんは昨日のソウルチェンバーで、いったん今までの DJ 活動に区切りをいれ、お休みする事になったのだ。ほんとにお疲れさまでした。それにしても、振り返ってみれば、色々なことがあったねえ。

「そうなんですよ。この間もね、西友の側の 100 円ショップで焼き網を買ったんですよ。それで焼肉でもしようかなあと思って。で、西友で肉を買って帰って、家で焼肉をやってみたんですが、これがなかなか調子いいんですよ。タンとかもうまい具合に焼けて。それでね、この焼き網は下に油が溜まるようになっているんですが、気が付いたらこの油が燃え始めましてねえ。肉に火がついて、こりゃヤバイ! と、肉を救出して食べながら傍観していると、とうとう焼き網自体が燃え上がりましてねえ。煙も濛々と出て、部屋の中は真っ白になるし、炎の勢いは激しさを増すし、さすがに焦りまして、決死の思いでその網を掴んで流しの中にいれ、上から水をかけて事なきを得ました。いやー、大変でした」

 う、うーん、それは確かに大変だったねえ。火事はシャレにならないからねえ。でも、まあ、他にも色々とあったよねえ。

「そうなんですよ。この間も頭を洗おうと思いましてね、服を脱いでシャワーを出し、寒さに震えながら、水が温かくなるのを待っていたんですよ。ところが、ちっとも温かくならない。これはもしや…と思って、ポストを見てみると、案の定ガスが止められていたんですよー。でも、やはり頭は洗いたかったんで、頭だけでも洗おうと決心して、ウリャー!!! と気合いをいれて水で洗ったんですよ。そしたら、あまりの冷たさに頭がガンガンしてきまして。で、最悪な事に、あまり激しく洗ったもんだから、シャンプーがけっこう身体に飛びまして、もう、しゃあない、これはついでに身体も洗ってしまえ! と、ウオリャアアアア!!! と叫びながら水で身体を洗ったんですが、おかげで全身がポッカポッカしてしまいました。いやー、大変でした」

 …まあ、それは大変だったねー。うーんと、でも、他にも何か、あったはずだよねえ…。

「そうなんですよ。実はこの間もね…」

 クラタニくんはビール 2 本、焼酎 2 杯を飲んで帰っていきました。

小川顕太郎 Original:2002-Dec-13;