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 Diary 2002・12月1日(SUN.)

こども

 先日観た『ジョン Q』に出てきた、主人公の息子役の黒人の男の子がとてもかわいく、ナイスキャスティング! とトモコとともに感心していたのだが、どうも皆がそう思っていた訳ではなかったようだ。マキさんとはっさくさんは、我々に賛同してくれたが、ババさんとヤマネくんは「どこがかわいいの?」といった感じ。たぶんそう思う人も多いのだろう。顔はまん丸で、目は離れていて、鼻が凄い三角、口はでっかい、と、ほんとにかわいい黒人顔なんだけどなあ。

 で、映画『地下鉄のザジ』を、突如見直してみる。果たしてザジ役のカトリーヌ・ドモンジョはかわいいのか? ……うーん、フランス人って感じだ。表情の作り方とかが。まあ、そこそこかわいいかな。でもこれなら、例えば『クルックリン』の主人公の黒人の女の子の方がかわいいな、と、どうしてもそう思ってしまう。やはりポイントは、ちょっと不機嫌そうな顔の表情にあると思う。カトリーヌ・ドモンジョは、笑顔はなかなかのもんだが、不機嫌そうな表情がちょっと弱い。その点、『クルックリン』の女の子は完璧だ。

 かわいいこども、と言えば、先日思わず購入してしまった写真集『まほちゃん』はかなりいい。これは写真家の島尾伸三(作家の島尾敏雄の息子)が、自分の娘である島尾真帆の子供時代を撮った写真集だ。時代的には 80 年代初頭だと思うのだけれど、白黒写真であるせいか、もっと時代が古いように思える。はっきりいって、私は最近の文筆家として活躍しているらしい「しまおまほ」には何の興味もないし、写真家の島尾伸三にも、この写真集の最後に付された彼の文章を読むかぎり、興味を持てそうにない。私には関係のない人々だ。が、この「まほちゃん」に収められたまほちゃんは…かわいいよー。何故かな? それは、たぶん…。

 書くことがない時は、「こども」か「どうぶつ」の話を書いて誤魔化せ、というアドバイスを昔だれかに教わったような気がするので、とりあえず「こども」の話を書いたが、ちょっと無理があったようだ。

 今日から 12 月です。

小川顕太郎 Original:2002-Dec-2;