京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

Home > diary > 02 > 0820
 Diary 2002・8月20日(TUE.)

かぐや姫?

 トモコは先日ロマンザで縮毛矯正パーマをあて、海苔がはりついたような、不自然なまでにまっすぐな長髪になっている。本人の目指したものは、「黒さ」であり、縮れた毛を縮毛矯正している黒人のような感じを狙ってパーマをあてて、仕上がりにもとても満足しているのだが、他の人にはどうもうまくその感じが伝わらないようなのだ。トモコが「どう? 日本人離れしたでしょう。ふっふっふ」と言っても、「え…って、いうか、かぐや姫?」と、返されてしまうのであった。

 確かに真っ黒で、量も多いトモコの髪の毛が、ここまでまっすぐだと、日本人形のようではある。それにしても、なぜ「かぐや姫」なのか? この疑問が、本日解けた。テラダさんとテンコさんが来店して、こう言ったのだ。「あ、未来くんとの結婚を狙っているな」。がーん! そ、そうか。トモコは今や、「京のぞみちゃん」だったのかー!

 テラダさんは、先日東京の国立博物館まで「西川寧展」を観に行ってきたようで、そのパンフレットを見せてくれる。西川寧といえば、私のもっとも好きな書家のひとり。西川寧の楷書はとにかくかっこよくて、楷書という本来きちっとした形式の書なのに、激情がみなぎっている。かといってよくある激情に流された乱雑な書ではなく、緻密に計算されたクールさがある。この「クール」は、黒人の言葉でいう「クール」であり、ホットネスを内に秘めたクールだ。ソウルフルともいう。つまり私の理想とするところ、という訳だ。いつかはこの西川寧の書をまとめて観たいと思っていたので、テラダさんがうらやましかった。見せてもらったパンフレットに載っている作品も、素晴らしいものばかり。ああ、これ、京都にまで巡回してこないのかなあ。

「さあなあ、こういうのは来ないことが多いからなあ。でも、この展覧会は日本中を巡回すべきやと思うわ。そうじゃないと、もう日本の文化程度は低すぎ!」と、テラダさんも言う。いや、まったくその通りだ!

 ちなみに、テラダさんや私の師匠である小朴圃先生の展覧会が、8 月 21 日から 25 日まで、京都文化博物館にて行われます。興味のある方は是非、お立ち寄り下さい。

小川顕太郎 Original:2002-Aug-22;