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 Diary 2002・8月15日(THU.)

ボーンズ

 スヌープ・ドッグ主演、アーネスト・ディッカーソン監督の映画『BONES』を観に行く。場所は十三の第七藝術劇場。ここは、「サンポード・アップルシアター」という名前の頃から、昔はよく来たものだ。懐かしい、と思いながら劇場内に入ると、お客さんは女性客二人だけ。ま、予想通りですね。私とトモコ、オイシン、それからこの女性客二人と、あとからやってきた男性客二人の、計七人で映画を鑑賞した。

 さて、この『BONES』。私にとって待望の映画である。大ファンであるスヌープの初主演映画であり、共演はあのパム・グリア。スヌープの役柄は、70 年代のゲットーの顔役で、惨殺され、復讐のため現在に甦る闇の貴公子ジミー・ボーンズ。昨年すでに手に入れていたサントラ盤についていたジミー・ボーンズの写真は震えがくるほどかっこよく、もちろん音楽も最高。と、ここまで条件が揃って、楽しみにするなという方が無理だろう。とはいえ、一般的には全くうけなさそうな映画で、まさか日本で公開されることになるとは思ってもみなかった。だから、今回の第七藝術劇場での上映には飛び上がり、レイトショーで 2 週間のみの上映だが、万難を排して駆けつけた、という訳だ。

 で、映画を観た感想なのだが……、とにかくスヌープがめちゃめちゃかっこいい! 70 年代のハスラーファッションに身を包んだスヌープが特にかっこよくて、すっかり見惚れてしまった。…あとの事については語らない。敢えて、語らないでおこう。…いいじゃないか! 別に、スヌープがかっこいいんだし。トモコが言うように、これはお洒落映画なんだし、内容なんてどうだって…でも、もうちょっとなんとかならんかったのか。

「いやー、ここまで怖くないホラー映画を観たの、うまれて初めてですよー」と、いつも勘違いした発言しかしないオイシンに言われても、その発言を否定する気になれない。

「空回り感が、凄かったわねえ。スヌープの映像だけ編集して繋げたら、いいものが出来るんじゃない」と、トモコに言われ、全くその通りだと思う。……でも、DVD 買うぞ!

 本日は日本の敗戦が確定した日。玉音放送が流れた日だ。慎んで英霊達に黙祷を捧げたいと思う。

 …お盆に観る「ボーンズ」。失礼しました。

小川顕太郎 Original:2002-Aug-16;