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 Diary 2002・8月4日(SUN.)

 それにしても、私の住んでいる町内は猫が多い。いたるところ猫だらけである。自動車に餌を積んで、各所の猫に配り歩いているいわゆる「猫おじさん」が町内に出没している事は確認済みなので、そのせいもあるだろうが、なぜこんなに猫が多いのか、引っ越してきた時から謎である。猫の数に比例しているのか、ペットボトルの数も多い。

 この猫が、しょっちゅう喧嘩したり、激しくじゃれあったりして、結構やかましかったりするのだが、まあ、それはよい。最近頭を悩ましているのは、私とトモコが店から家に帰ってくると、我が家の戸の前で、何匹かの猫が寝ていることだ。我が家は、1 階が(他の家の)駐車場になっているので、家の入り口は 2 階にあることになる。

 もちろん猫は敏感だから、我々が階段を上り始めようとするとすぐに目を覚まし、逃げようとする。が、逃げるといっても、最大の逃げ道である階段の下には我々がいるのだ。そこで、無理に階段の横から近くの塀に飛び移って逃げようとするのだが、本日仲良く我が家の前で眠っていたのは黒と白の子猫 2 匹であった。子猫ゆえ、まだうまく塀に飛び移ることができない。黒猫は、あせりまくって無理に飛んだため、塀にのることができず、塀や階段の手すりで身体を打ちながら、地面に叩きつけられてしまった。うーん、見ているこっちもつらい。で、残ったもう一匹の白子猫だが、こちらも臆病ながら、我々の出方ひとつで同様の無茶な逃げ方をしそうだ。仕方がないので、我々は逃げ道をあけることにした。つまり、階段の前から退いたのだ。こうやって、猫が逃げたあとに、階段を上って家に入ろうという寸法だ。

 我々がそっと階段からしりぞき、少し遠くまで離れたのを、緊張した面もちで見つめる子猫。しばしの後、もうじゅうぶん我々が離れたと安心したのか、そのままそこでまた寝始めた。…おい! こら! 寝たらあかんやろが! 我々が一歩踏み出すと、ガバッと跳ね起きて、また無茶な逃げ方をしようとする。で、また我々が退くと、寝ようと座り込む…。その間にも、我々は暑さで汗をダラダラ流し、仕事の疲れで頭もボーっとしてくる。なぜ、子猫のせいで、自分の家に入ることもできないのか。なんだか非常に腹がたってきた。

 結局、子猫が無茶な逃げ方をしないように、私が塀のところにいってそこをよじ上るふりをしながら子猫を威嚇し、ちゃんと階段から逃げるように仕向けた。一件落着。ヤレヤレ。疲れた。こんなもの、日記のネタにでも使わないと、やれんよ。

小川顕太郎 Original:2002-Aug-6;