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 Diary 2002・4月19日(FRI.)

ジャグアー・ライト

 ブラックミュージック界では、最近はフィリーソウルが再び注目を集めているらしいですね。ルーツやビラル、アーシュラ・ラッカー、ジル・スコットなど。そんなネオ・フィリーソウルの最終兵器として最も注目を集めているのがジャグアー・ライト。女性です。私もさっそく買ってオパールでかけていますが、なかなかいいですよ。フィリーの香りがプンプンして。

 で、実はちょっと気になることがあるのですが、それはこのジャグアー・ライトという名前。英語表記だと Jaguar Wright となるのですが、Jaguar ってジャガーのことでしょ。アメリカ豹ともいわれる、メキシコから南米あたりに生息する動物のことでしょう。じっさい、インタビューにおいて、昔に友達どうしでお互いに動物の名前をつけて呼び合っていた時の名残がこの Jaguar Wright という名前、と答えているので、まず間違いなく Jaguar はジャガーのことだと思うのです。そしたら、なぜ「ジャグアー」なんて変な表記をするのか。「ジャガー・ライト」でいいじゃないか。たぶん「ジャグアー」の方が正しい発音に近い、とかなんとか、そんな理由だと思うのだけれど、日本語ではずっと「Jaguar」は「ジャガー」だったんだから、それでいいじゃないか、と思う。どうだろうか。

 こういった例はけっこうあって、「ユーモア」を「ヒューモア」と表記するのは、それこそ「ヒューモア」か、と思ってしまうけれど、例えば「ストライク」と「ストライキ」は、どちらも同じ「strike」を日本語表記したものだけれど、意味の違いもあって、まったく別の言葉のように日本では思われているんじゃないか? これはどちらの表記のほうが、実際の発音に近いのでしょうか。まあ、それはどちらでもよいとして、こういったものの表記は統一した方が、筋も通ってよいと思います。はい。

 ま、今日はこの辺で。

小川顕太郎 Original:2002-Apr-21;