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 Diary 2001・9月16日(SUN.)

お酒

 ヤマネくんが我が家に来たので、じゃあなにか夕飯でも食べに行きますか、と近所の居酒屋「つぼ八」に行く。

 日本酒を二杯飲んだらすっかり酔っぱらう。私は今年で 32 歳だが、年々お酒に弱くなっていっているような気がする。

 昔は酔っぱらう事などまずなかった。高校生の時には、あれ? 高校生ってお酒を飲んだらダメなんだったっけ? 、えーでは、大学生の時には一気飲みなどかなり無茶な飲み方をしたけれども、酔った事はなかった。

 会社に入ってからも、ビールが嫌いな私はまずビールを断るのだが、そうすると「なんだこいつ、酒に弱いのか。よし、いっちょ社会人としての洗礼を受けさせてやるか」ってな感じで無理矢理お酒を飲まそうとする人が必ず出てくるのだが、「私はビールが嫌いなので飲みません。その代わり日本酒なら好きですから、これで付き合います」と言って、それで浴びるほど飲み・飲ませ、相手を潰した事が何度かあった。その時も酔っていなかったような気がする。

 とはいえ、いくらなんでもそれはおかしいので、少し記憶の捏造が入っているのかもしれない。潰れなかった、というのが本当のところかもしれない。が、はっきり覚えているのは、その時の私の頭の中が冴えに冴え渡っていた事だ。サラリーマン時代の私は、常に臨戦態勢にあった。会社の同僚・上司に対して、仕事の得意先、親や親戚、そして世間に対して、常に身構えていた。その緊張感のおかげで、酒に酔わなかったのかもしれない。もちろんそれだけではなく、私の父親の家系は酒豪揃いなんですが。

 それが、どうだ! 今や、ちょっとお酒を飲んだだけですぐ酔ってしまう。ぼんやりして寝てしまう。緊張感がなくなったからか? サラリーマン時代に較べて、生活の安定度は格段と下がってしまったというのに。あと変わったのは、お酒の事をほんとに旨い! と思えるようになった事だ。一口飲んで、旨い! と叫び、直に寝てしまう。…うーん、なんかただのダメオヤジですね、これじゃあ。

 今日も緊張感のない日記で失礼しましたー。

小川顕太郎 Original:2001-Sep-17;