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 Diary 2001・11月14日(WED.)

帝国主義

 ミツギちゃん来店。東京に行った時に、ハスミシゲヒコの家の前まで行って撮ってきた写真を見せて貰う。私は思わず表札に注目した。なぜなら、ハスミシゲヒコは自分の名前をちゃんと旧字体で書かれないと怒る、と聞いた事があったからだ。ところが! なんと自分の家の表札はヒコの字が新字体の「彦」となっていた! いや、それだけなんですけど。

 田中宇のメールマガジンを読む。すると、現在アメリカのメディアでは、アフガニスタンやイラク、パキスタン、サウジアラビアなどの問題のあるイスラム国家を、いっそアメリカの植民地にした方がよい、という論が飛び交っているそうだ。その方が(テロも根絶できて)世界平和のためになるし、イスラム国家の国民達もアメリカに支配された方が(野蛮なイスラムから脱却して、高度な近代文明の恩恵に与れるので)結局は幸せだ。という説が、「シカゴ サンタイムス」「ウォールストリートジャーナル」「ファイナンシャル・タイム」「ガーディアン」などで、やたら議論されている、という。

 とうとう本音が噴出してきたな、という感じだが、やはり、あまりに露骨な議論で呆気にとられる。副島隆彦が、ずっと前から、アメリカは現在の自分を古代ローマ帝国とみなしており、行っている政策は帝国主義政策だ、と主張していたが、その指摘はやはり正しかったか。

 またこのメールマガジンで、田中宇は、日本のあまりにもアメリカべったりの現在の姿勢は、このアメリカの帝国主義政策に乗っかって、自分も分け前に与ろうという魂胆ではないか、と指摘している。つまり戦前に採ったのと同じ政策だ。また同じ事を繰り返すのか? また原爆を落とされまっせ。人種の壁は越えられないんだから、日本はあくまでアジアの側に留まるべきだと思うのだが。大アジア主義、大東亜共栄圏の再建こそが、21 世紀の課題ではないのか、とひとりごちながら、私は珈琲を啜ったのでした。

 それにしても店が暇だー!

小川顕太郎 Original:2001-Nov-9;