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 Diary 2001・7月27日(FRI.)

人権

 クラタニくん来店。来年の 3 月から、酒気帯び運転の罰金が 3 万円から 50 万円ぐらいに跳ね上がる、という噂に対して憤る。「そりゃあ、まあね、飲酒運転で事故は多いですし、そんな事をまったく気にせずに傍若無人に酒飲んで車を飛ばしている連中はいますよ。そういう連中からは 50 万円ぐらいとればいいと思いますが、ボクのように、心の中で『悪いなあ〜、ごめんなさい』と謝りながらコソコソ飲んで運転している人間もいる訳ですよ。そういった善良な人間の人権を無視しています!!!」

 なんだか無茶苦茶な意見のようだが、クラタニくんのこの言い分にも一理ある。なぜなら、サラリーマンをやっている人間、特に営業をやっている人間が、酒気帯び運転を完全に避ける事など不可能だからだ。得意先と飲むのは仕事の一部だし、最近では昔のようにタクシーチケットを無造作に使う訳にもいかないようなので、どうしても酒気帯び運転をしなければならない(帰れない)局面があるだろう。そういう時にたまたま運悪く捕まったとして、50 万円は確かに高すぎる。

「そうですよ! そもそもいつまでたっても景気をよく出来ない政府にも問題があります。問題を庶民に押しつけている! 弱いものいじめは止めろ!」

 うーん、もっともらしいなあ。ところでクラタニくん、今日もバイク? さっきからビールを飲んでいますが…。

小川顕太郎 Original:2001-Jul-29;