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 Diary 2001・7月15日(SUN.)

祇園祭

 祇園祭真っ盛り。河原町周辺は浴衣姿の人々で溢れかえっているという話しだが、オパールは閑散としている。あんまり関係ないんだわー、祇園祭。しかし、鉾や山を持っている人達らはともかく、普通の京都人にもそこまで関係ないのでは? と最近では思うようになった。関係ないというより、単純にお祭りだー! ってな感じではないということ。

 例えば、今日は夕方からもの凄く激しい雨が降り出して、いつまでたっても止まなかったのだが、それに対してババさんは「きっと河原町周辺は阿鼻叫喚ですよ、クックック」と小気味良さそうに笑う。まあ、ババさんは何に対しても意地悪なんですが。

 またショウヘイくんは「滋賀県人許せん!」と憤る。いや、これはもちろん滋賀県の人だけが悪い訳ではないのだけれど、祇園祭になると、恐ろしく街が汚れる。今日も店が終わって、三条通りを歩いて帰ったのだが、もう滅茶苦茶汚い! ありとあらゆるゴミが道に散乱している。京都に住んでおらず、京都に騒ぎに来た人達にとって、そこが京都人にとっては生活の場である、という感じは持ちにくいのだろう。で、先程のショウヘイくんの憤慨に戻ると、確かに滋賀県の人達が多いのですね。京都に遊びに来る「よそさん」って。ローライダーや暴走族は、ほとんど滋賀ナンバーだし。「滋賀県人には、京都に入ってくる時に、税金をかけるべきですよ」とまでショウヘイくんは言う。そんな無茶な…って、実は案外いいかもしれない。

 マキさんによると、USJ が出来て以来、修学旅行生がそちらに流れる! と、京都の観光産業関係者は危機感を抱いているらしい。また京都のホテルが最近けっこう外国資本に買収されているようで、そういえばオパールの向かいのロイヤルホテルも、経営が変わったという噂だが、本当だろうか? なんにせよ、観光収入が減っているんだから、滋賀県人税というのも一興かもね。だって最近の若い子達は、京都までやってきても店にお金を落とさず、コンビニでなんでも済ませて、ゴミを落として行くだけだから。うーん、という風に考えると、コンビニが諸悪の根源かもしれないなあ。というわけで、地方分権が推進された暁には、滋賀県人税の導入か、京都からのコンビニ追放を、是非実施してもらいたいものです。

 毎度毎度の戯言でしたー。

小川顕太郎 Original:2001-Jul-16;