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 Diary 2001・1月23日(TUE.)

人生やり直し計画

 ここ最近はオイシンが「ソウルサバイバーズ」のフライヤーを作っているのだが、今日は 3 月 9 日に行われる分のフライヤーの見本を持ってきた。これがまたなんとも焦点の定まらない酷いしろもので、馬場三蔵師範代も渋い顔でしばらく見たあと、オイシンに突っ返して一言「滝にでも打たれてきたら」。

 オイシンはなんとかアドバイスを貰おうと必死になるが、アドバイスをしてどうなるものでもない。アドバイスというのは、ある程度かたちが出来ているものに対して有効なのであって、基から全てダメ・かたちが出来上がる以前のものに対しては、言ってもしかたがない。一からやり直せ、としか言いようがないだろう。

「どうやったら一からやり直せるんですか! 教えて下さい!」とオイシンは決死の覚悟で土下座をし、師範代に取りすがる。うわべは厳しいが、実は根はやさしい、ということは全くない師範代は、オイシンの泣き言を無視して、土下座するオイシンの頭の上に煙草の灰などを落としていたが、ふと、そういえばソウルサバイバーズ再生計画を進行中だった事を思いだし、とりあえずソウルサバイバーズのために、一言だけ言葉をかける。

「鉛筆をナイフで削ることから始めよ。」

 キョトンとした顔のオイシンを残し、師範代は去っていった。そこに数学書を携えたショウヘイくんが現れ、鉛筆を削ることは全ての始まりであること、全ての始まりを相対性理論を使って求めると特異点になってしまうこと、それを避けるためには虚数の時間で始まったとする「無境界仮説」が有力なこと、などをオイシンに説く。オイシンは茫然としてそれを聞いていたが、そのうち鼻の穴から脳味噌が垂れだした。限界を超えたらしい。ショウヘイくんも一言残して去る。

「真円を書く練習をせよ。」

 抜け殻のように虚脱して佇むオイシン。が、そこにテレタビーズのテーマにのってトモコが丘を超えてやってきた。

「あああ、もう、ダメダメダメ! そんなんじゃダメ!! オイシン、あんた人生を最初からやり直しなさい!!!」

 我々はみなそこに平伏した。その通りでございます。

 と、いうことで、オイシンは人生をやり直すことにした。まずどこかの病院に忍び込み、赤ちゃんとオイシンを交換する。この交換した赤ちゃんはオイシンの妹・オイタマが産んだことにし、オイタマが育てる。そしてオイシンは自分の身代わりになる死体を用意しておき、オイシンは 25 歳で死んだことにするのだ。こうすれば、25 年後、新オイシンが 25 歳になったとき、25 歳にしてはものが分かった人間になることが出来るだろう。多少 25 歳にしては皺くちゃだが、今でも皺っぽいのだから別にいいだろう。いざとなればウェルナー症候群という早老病だということにすればいい。

 近い内に、「巨大赤ちゃん誕生!」というニュースが世界を騒がせる、かも。

小川顕太郎 Original:2001-Jan-24;