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 Diary 2001・1月21日(SUN.)

ソウルサバイバーズ
マーク

 クラタニくんとリエちゃん来店。リエちゃんがソウルサバイバーズのマークを考えたと聞いていたので、それを楽しみにしていたのに、クラタニくんは何も言い出さない。ババさんが急かすと、クラタニくんは困ったような顔をして「それがねえ、実は…」と切り出したのをリエちゃんが受けて、「ひどいんですよお、私が見せてもノーコメントなんです!」と訴える。「なにか言ってよお」「うーん、あれはダメ! 却下、却下!」「ひ、ひどいいい」と二人でやり合いだしたので、ともかくマークをみせてもらう事にする。


Designed by Rieko Takamatsu, 2001
 
 
 

 これがなかなか面白い。ババさんなど 1 分間ほど眺めたあと、爆笑。「よし! これを公式マークにしましょう!」。私も調子にのって「うん、このマークを使えばイベントの動員数も倍増だ!」。クラタニくんは「いや、それはマズイですよお…」と複雑な表情で、力弱く反論する。ミツギちゃんにも「このマーク、かわいい」と言われ、沈黙する。かくして、主催者の意図を全く無視・蹂躙する形で、ソウルサバイバーズの公式マークは決まった。

 ではこのマークをどこに使うか。私は名案を思いついた。「オイシン、お前このマークのタトゥーをいれろ」「え、ええ!」「右腕にはこのマークを彫り、左腕にはオパールのマーク、そして背中にはオイダ製作所のマークを彫れ」「なんでー! 嫌ですよ!」。そこにミツギちゃんがさらに名案を出す。「オイシン、桜彫りにしたら」。桜彫りとは、酒を飲んだり運動したり興奮したりして身体が赤くなると、そこが白く浮き上がる彫り物のことだ。なるほど、胸に桜彫りで「SOUL」といれれば、踊っているうちに胸に「SOUL」という字が浮かび上がってくるという寸法だ。かっこいいではないか。オイシンもすっかりその気になる。

 次回のソウルサバイバーズは 3 月 9 日。オイシンの桜彫りがみられる、かも。

 ビデオでヴィットリオ・デ・シーカ監督『ああ、結婚』(1964 年)を観る。素晴らしい。ヴィットリオ・デ・シーカ、ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニのトリオの作品では、以前に『ひまわり』を観たことがあって、これも素晴らしかったが、個人的には『ひまわり』以上に素晴らしい。マルチェロのどうしようもない女たらしぶりも最高だし、下層から這いあがり、マルチェロに弄ばれながらも最後には幸せを掴むソフィア・ローレンの力強さ・生命力の横溢・人生の肯定力が、もうなんとも素晴らしく、感動させられた。ソフィア・ローレンの美しさは圧倒的だ。音楽はトロバヨーリだし、イタリアの風景も最高だ。私はこんな映画が観たいんだ! と叫んで寝る。

小川顕太郎 Original:2001-Jan-23;