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 Diary 2001・1月1日(MON.)

トモコの実家に泊まる

 朝方に帰ってきて一寝入り。夕方に起きて夜にトモコの実家に向かう。毎年正月にしか帰らず、お義父さんはトモコの顔を見るのをとても楽しみにしているのに、予定の時刻を 2 時間程過ぎて到着。ブーブー言われる。しかしこれは例年の事だ。

 iBook を持っていったので、お義父さんとお義母さんにオパールのホームページをはじめ、インターネットのめくるめく世界を見せる。もともと機械類が好きなお義父さんは、早速 iBook に興味を示し、欲しがる。ちなみにお義父さんは 64 歳。その様子を見てトモコはほくそ笑む。「フッフッフ、私の目論見通りね」。トモコは両親にパソコンを買わせようと画策していたらしい。我々の持っている iBook は、立ち上げるとポーの巨大な写真が出るようになっているのだけれど、それを見てお義母さんが「トモコにそっくり!」と騒ぎ、お義父さんが「どこが、こんな気持ち悪い!」と言って、二人で争っていたのが印象的だった。

 ウエナカさんから、インターネット経由で年賀状が届いた。なるほど、これは結構良いかもしれない。あの大量に紙と労力を浪費する年賀状というバカげた風習も、こうすれば少しはマシになるかも。などと適当な事を思ったりする。

 iBook で日記を書いて、初めて家の外から日記を管理人さんのもとに送る。ガーン、これでどこに行っていようが、iBook を持参すれば基本的に日記は送ること可能となり、日記が書けない言い訳がしにくくなった。果たしてテクノロジーの発達は本当に人間を幸せにするのか? と、頓珍漢なセリフを呟きつつ、眠りにつく。

小川顕太郎 Original:2001-Jan-2;