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 Diary 2001・2月20日(TUE.)

物語日本史

 最近は生活がボロボロ。布団の中で寝る時間は 1 時間くらいで、あとは台所や居間の床の上とかで、30 分、1 時間、とこまぎれに寝ている。これはなにかと昼間のうちにやらなくてはならない仕事があるにもかかわらず、生活が基本的に夜型なため、徹夜で出かけたり、そのまましばし仮眠をとって店に行ったりするがためだ。

 こんなに細切れに寝ていると、日にちの感覚がなくなってくる。おまけに、今は平泉澄著『物語日本史』を少しずつ読んでいるため、時代感覚まで混乱してきた。さらに、暇をみつけてはソウルの 7 インチを聴いているので、短い単位の時間の感覚も、不安定だ。どうも音楽を聴いていると、時間が分からなくなる。フワフワとして、一向に腰がすわらない。なんとかしなくては。

 関係ないですが、平泉澄著『物語日本史』は、なかなか面白いです。これは小室直樹先生推薦の本なのですが、なんというか天皇を中心に書かれた日本史なのです。だから天皇に都合の悪いことはほとんど触れられていないし、室町時代など、書くべきこともない下らない時代、とほぼ切って捨てたりしている。まあ、いろいろとそんな問題はあるのですが、「天皇」というしっかりとした焦点があるので、すっきりと整理され分かりやすく、また深い学識と古典の教養に基づいているので文章も簡潔でかつ美しい。小室先生も言うごとく、まさに万人に推奨できる日本史だと思いました。我々ぐらいの世代は、反天皇か天皇の問題をネグった歴史ばかり読んできたと思われる(少なくとも私はそう)ので、かえって新鮮でした。

 今日はミツギちゃんが、私とトモコの結婚記念日に、と言って桃の花をもってきてくれた。ありがとう。でも、ほんとは明日 21 日が結婚記念日なんだよ。って、どうやらトモコが間違って覚えていて、20 日だと言ったらしい。ま、どっちでもいいんですが。

小川顕太郎 Original:2001-Feb-22;