京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

HOME > diary > 01 > 0209
 Diary 2001・2月9日(FRI.)

自転車

 最近はオパールカウンターまわりで自転車が大流行りだ。と言っても、これは ババさんが 20 万円近くする自転車を買い、バイク生活から自転車生活に切り替えたことによる。

 一緒になって主に騒いでいる人々、例えばタケダくんはもともと自転車派だったし、ヤマネくんはもとナチュラルサイクル店員、そのヤマネくんの弟さんのチカラくんは自転車乗りで、自転車のホームページも持っている。ミツギちゃんも、タクヤくんらが主催(?)するクリティカルマスという、たくさんの自転車で街を走っていろいろ考える、というアメリカあたりで始まったプロジェクトに参加している。その他、オイシンも、自転車をエレベーターに入れられなかったり、ヒロキくんの自転車をハンドルを逆にしてのって三条通りを走ったりと、自転車と因縁が深い。

 クリティカルマスではないが、自転車で街を走って移動するというライフスタイルにすると、それまで見えなかったことがいろいろと見えてき、考えることもさまざまに出てくるようだ。まず最初にみなが思うのは、自動車の横暴さだ。自らの乗り物は紛れもなく凶器である、という認識を欠いたドライバー達、弱者=歩行者・自転車に対する配慮の欠如、いまや世界的な問題となっている排気ガスをまき散らす無神経、など。そもそも日本は自動車の数が多すぎる。加えて道路事情が悪すぎる。都市計画がほとんどない。などなどなど。

 年間 1 万人以上も交通事故で死んでいるのは多すぎるような気もするし、排気ガスによる環境破壊の問題は、いろいろ議論されている割りにはちっとも改善されていないように思われる。そういえば自動車社会を告発する『オートゲドン』というアルバムを発表したジュリアン・コープも、サイクリストだったはずだ。(且つ、古代遺跡研究家でベジタリアンでカリスマのロックスターだ。)

 私自身は、京都に来た当初はべスパを乗り回していたが、最近はすっかり徒歩移動者で、べスパには蜘蛛の巣がかかっている。徒歩はすごくいいが、あまり遠くまでいけない。だから私も自転車がほしいのだが、いい自転車はどうにも盗られそうな気がして買う気がしない。とめる所の問題もある。まあ、こういうのを全部含めて色々と熱い議論が交わされている訳です。

 という訳で、カフェばやりの昨今、このブームに自転車を付け加えてみてはどうでしょうか。自転車に乗ってカフェをめぐるライフスタイルがオシャレ! とか。ううん、そうすると自転車の駐車場の問題が出てくるなあ。オパールの場合はどこにとめるか。とりあえずあの広すぎる御池通りの歩道にとめられるようにしたらいいと思うんですけど(現状では駐車違反とみなされる。みんなとめてるけど)。いかが?

小川顕太郎 Original:2001-Feb-10;