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 Diary 2001・2月7日(WED.)

寝坊

 朝起きたら 16 時だった。もう店の開いている時間だ、今日は誰が開けるんだったかな、と寝ぼけた頭で考えたら、私だった。

 そのままベッドから飛び上がって、服を着替え、タクシーを飛ばして店に着き、オープンする。時刻は 16 時半をすこしまわったくらい。……久しぶりにやってしまった。目覚まし時計には、しっかりと止めたあとがあった。例によって寝ながら止めたのだろうが、これでは不可抗力ではないか。どうしろというのだ。

 私が会社勤めをしていた時は、遅刻をしたら上司に怒られる程度であり、同僚・先輩からはフォローされたものだが、今のように私が店主になると、そうはいかない。誰からも怒られないかわりに、私のミスが直接店の評価の下落に繋がる。ということで、かなり落ち込む。おまけに、誰もフォローをしてくれないばかりか、かえって嬉しそうにつっ突かれてしまう。

 今日も、開けてしばらくすると、ヤマネくんとタケダくんが、嬉しそうにやってきた。そこで私は先制して「いやあ、今日は久しぶりに寝坊しちゃって…」と言ったのだが、二人は微笑みながら「そのようですねえ。ダメですねえ。ウッフッフ」と言う。「誰かにオープンだけやってもらったらどうですか?」「いや、そんなわけにはいかないだろう。まあ、私だってそんなにしょっちゅう遅刻しているわけではないから…」「それはそうでしょうが…でも今日閉め出されたお客さんにとっては、普段ちゃんと開いていようがどうだろうが、関係ないですからねえ、ウッフッフ」……。


 雨だったので、ババさんが完全防水の格好でやってくる。昨日からショウヘイくんと揉めていた、口裂け女の撃退法について尋ねる。ショウヘイくんは、「ポマード」と言えば撃退できると主張するのだが、「ポマード」だったかなあ…。なんかもうちょっと違う言葉だったような気が…。「ポマードですよ」とババさん。なるほど、少なくとも京都ではそうだったのだろう。私のいた尼崎ではどうだったかなあ。私は小学生の時に口裂け女を退治にいったことがあるのだが…。

 あと京都の有名な幽霊スポットとして、深泥池や清滝トンネルの話も出る。ババさんは、学生時代によく清滝トンネルに肝試しに行っていたそうだ。ううん、こ、こわい。

 雨のせいか、比較的暖かい一日だった。

小川顕太郎 Original:2001-Feb-8;