京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

HOME > diary > 01 > 0823
 Diary 2001・8月23日(THU.)

篆刻作品展

 京都文化博物館に、小朴圃先生、井谷五雲先生、真鍋井蛙先生による篆刻作品展を見に行く。私は小先生に書を習っているとはいうものの、肝心の篆刻をやっていない。篆刻展を見にいくのも今回が初めてだ。恐る恐るながら、非常に興味深く見る。

 篆刻の作品とはいうものの、紙に印が押してあるだけではなく、書や絵がついたり、コラージュがなされていたりする。非常にコンセプチャルで、例えば小先生の作品は、明代の笑話を漢文とその和訳で別々の紙に書き、題字を印刻してある。それ全体が黒い紙の上に貼ってある、というもの。単純に見た目がかっこよい。でも、実はこれらの作品の最重要部分は、当然ながら篆刻部分だったりする訳だから、私としても困ってしまう。いや、困るというのも変だが、篆刻というものがよく分かっていないので、考え込んでしまうのだ。そうそう単純に、かっこいい! と喜んでばかりいる訳にはいくまい、と。ううん、ま、いか。

 そこを出たあと、烏丸御池の西南にあるビルの地下 1 階に行き、マキさんに教えてもらった「そば倉」で、冷やしわさび蕎麦と日本酒を賞味する。うまい。

 すでに夜へと突入しつつあったので、遠出はせず、河原町周辺をぐるぐると歩き回ることで時間を潰す。で、たまたまカンベさん強力推薦の中華料理店、「万里の長城」を発見したので入ってみる。噂通り、凄く狭くて 7 人しか座れない。そして日本語が通じない。それでもまあ、勿論なんとかなる訳で、水餃子と海老餃子と雲呑と味噌かけ麺を食す。うまい。

 家に帰って、ビデオで『続 荒野の用心棒』を観る。おおおおおージャンゴー!! 「映画秘宝」によると、今年はマカロニウエスタンが大復活するそうだが(って、DVD で大量再発されるってことか?)、どうなんですかね、マツヤマさん。

 台風が過ぎ去って、今日は久しぶりに暑かったー。

小川顕太郎 Original:2001-Aug-24;