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 Diary 2001・4月27日(FRI.)

未来探偵ユキエ

 ユキエさんがまたしても未来くんグッズを持参してくれた。今回は、未来くんのキーホルダーと湯呑み。そして向日市民体育館の「未来くんステンドグラス」の写真。このステンドグラスでも、未来くんは吊り輪をしている。ユキエさんは、これらのグッズを市役所で発見したという。ユキエさんが市役所に行き、「未来くんグッズ、なにかありませんか?」と尋ねると、「未来くん? なんでそんなものを…あ、わかった! あんた探偵ナイトスクープでしょ?」と言われたそうだ。故にこれからは、ユキエさんを「未来探偵ユキエ」と命名し(命名者はワダくん)、さらなる調査を依頼することにした。行け! 未来探偵ユキエ!

 可能涼介が、京都造形芸術大学のハシグチさん、宮沢章夫さんとともに来店。実は私が遅番で店に行った時には、すでに来店しており、私を待っているであろうことは分かっていたのだが、今日の晩はほんとうに久々に店が忙しくて満席状態、どうせ可能のいるテーブルに行ってもろくに話せないだろうし、注文も溜っていたことから、とりあえず声はかけずに、注文の品を色々と作っていた。すると、私の姿を見つけたのだろう、可能がズカズカとやってきて、カウンターのなかにまで入ってきて、料理をしている私の肩を叩いた。おいおい! カウンターの中にまで入ってくるなよ! 「宮沢さんが、話しをしたいってさ」と、私の言葉を無視して可能が言う。落ち着いたら行くから、と可能をカウンターの中から追い出す。やれやれ、相変わらずむちゃくちゃだ。

 少し落ち着いたので、可能達の席に行く。ハシグチさんと挨拶。それから宮沢さんとも挨拶する。宮沢さんと、店の人間とお客さんという関係以外で、話しをするのは初めてである。さきほど可能が「宮沢さんが、話しをしたいってさ。」と私に言った、と書いたが、これは可能の口からでまかせである。可能は、人と人とをぶつける時に、こういった事を言う。だから勿論、宮沢さんは私に別段話したいこともなく、私も初対面(?)の人間とうまく喋れるほうではないので、気まずい沈黙と、適当なやりとりに終始する。そのあいだ、可能はそっぽを向いて立っている。おいおい、とにかく座れよ。ハシグチさんが機転をきかせ、その場を解き、3 人は帰ることになる。どうも有難うございました。これに懲りず、また来店して下さい。可能は「ああ、童仙房の話しが…」と言いながら、エレベーターの中に消えていった。まったく、やれんよ。

 今日の晩は、ほんとうに久しぶりに忙しかった。いや、実は大して忙しくなかったのだが、ここ最近がずうっと酷く暇だったので、とても忙しく感じた。なんていうんですか、働いている実感? まあ、そういったものを感じましたよ。うんうん。そういえば今日の晩からゴールデンウィーク突入ですね。幸先の良いスタートを切りました。さて、これからどうなるか。それはあなたにかかっています! 来店お待ちしております。

小川顕太郎 Original:2001-Apr-29;