京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

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 Diary 2001・4月24日(TUE.)

京都カフェマニア

 とうとうレディックビル(オパールの入っているビル)の 1 階にまでカフェができてしまったカフェシティー京都だが、ちょっともう限界じゃあないか? なんでこんなにバカのひとつおぼえみたいに、ボコボコとカフェができるのか。

 ライターのマキさんによれば、他の業種の店はできないのに、カフェだけは毎月 2 店ほど確実にできて、取材に行くという。京都みたいな狭い街に、こんなに密集してカフェを造ったって、お互いにお客さんの取り合いで潰れるだけだぞ。いいのか? え? 潰れてもいいのか? オパールが潰れてもいいのか? …って、まあ別にいいですよね。他の店にしたら、早く潰れろってかんじですか。弱肉強食つーか、世知辛いですね。かように京都という土地では、平安の昔から多大な量の血が流され、無念の思いを抱いて死んでいった人々の怨念がそこらに渦巻いているという。おちおちカフェにも行ってられんよ。「魔界・京都」とか「京都怪奇ツアー」なんぞという今はやりの京都案内本に、京都カフェ戦争/つわものどもが夢のあと、とかいうタイトルで特集してくれんか。オパールには妖怪もいることだし、ネタ的にはばっちりだと思うんだが。

 京都案内本といえば、全国的なカフェブームによって、カフェシティー京都にカフェめぐりが目当てでやってくる若者達が激増しているという。今や京都の観光資源は寺社とカフェ。つーことは、京都市もカフェに対してなんらかの援助をしてもいいんじゃないか。古いものほど偉い、という価値観が厳然とある京都ならではで、京都カフェ最古参のオパールには特別補助金をいただきたいものですな。うむ。

 そういえば、大阪からまたしても某有名カフェが進出してくるそうで。なーんでまた京都なの。それもカフェ密集地帯に。もっと他にもあるでしょうが。京都なら、例えば童仙房とか。「日本から無カフェ地帯をなくそう!」という運動を起こすぐらいの気骨のある奴はいないのか? 田舎にカフェをつくれば、カフェマニア達が大挙して押し寄せ、村起こしにもなるというもの。そのほうが、日本国全体をみた時にはいいでしょうが。みんな目先のことばかりに考えて、大局をみていない。そんな事で、この国難にどう対処しようというのか。21 世紀はなんとかアングロサクソンどもに一泡吹かせなくてはならないというのに。

 まったく、暇にあかせてコーヒーばっかりガブ飲みしている場合じゃないですよ。

小川顕太郎 Original:2001-Apr-26;