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 Diary 2000・9月20日(WED.)

晴明神社

 堀川二条の全日空ホテルにランチを食べに行く。1 階と地階に様々な飲食店があるのだが、私とトモコが行ったのは、先日ベッチが 2500 円のサンドウィッチと 1000 円のオレンジジュースを飲んだ「COZY」というカフェ・レストランだ。

 前菜(スモークサーモン)とスープ(人参のポタージュ)と魚料理(カササギのポアレ)と肉料理(ステーキ)とデザート(ケーキとシャーベットとパイナップル)にパンかライス、食後にコーヒーか紅茶がついたフルコースのランチで 1500 円+サービス料。安くないか?

 その後、食後の散歩をしたいとトモコが言うので、堀川通りをずうっと上がって晴明神社まで行く事にする。創価学会のでかい建物の横を通り、鬼が住むという一条戻り橋を通って晴明神社に行く手前で、リサイクルショップが目に入った。中に入る。予想通りレコードがあったので漁ってみる。

 最近は通販でソウルの 7 インチを中心に買ってしまい、こういった楽しみが欠如していたので、思わず大量に買い込んでしまう。ウェス・モンゴメリー『ロードソング』 380 円、萩原健一『Shining With You』 380 円、ペドロ & カプリシャス 2 『さよならの紅いバラ』 280 円、中村晃子のベスト盤 180 円などなどなど。そのまま晴明神社へ。

 晴明神社に行くのはこれで 2 度目だ。京都に引っ越してくる前に 1 度来た時は黄昏時だったので、何やら凄い妖気のようなものを錯覚したが、今日は真っ昼間であるし、隣りでは何やら大きな建物を建造中で、普通の小さな神社という感じだった。それでも社務所のような所では何人かのおばさん達が集い、大きな盤を前に占いのようなものを受けている様子がみえ、「もしかして陰陽師か?」とトモコとともに色めき立つ。最近の安倍晴明ブームで、観光客がいるかと思ったが誰もいず。まあ、平日の昼間だからね。それでも夢枕獏原作の『陰陽師』の劇のポスターが貼ってあったりして、ブームの存在は感じられた。

 もう少し足を伸ばして、千本閻魔堂にまで閻魔さんに会いに行こうかとも考えたが、しんどくなったので帰る。

 家に着いて早速買ったレコードを聴く。久々に聴くショーケンのボーカルはやはり凄い。悪達者というか、何やら強烈に過剰なものを感じる。音的には、私はテンプターズ、PYG あたりまでしか興味はないのだが、このボーカルは捨てがたい。380 円ならいい買い物だ。

 有意義な散歩だった。

小川顕太郎 Original:2000-Sep-22;