京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

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 Diary 2000・10月31日(TUE.)

3周年雑感

 昨日でオパールも 3 周年を迎えた。昨日といえば、日記が消えて、オンラインショッピングがうまくいかず、ビデオも予定通り観れなくて、いっそ死んでしまおうかという厭世観に取り付かれていた日だ。最悪だ。よくもまあ 3 年も店が続いたものだ。3 年といえば、私はちょうど 3 年で会社を辞めたので、これで私はサラリーマンよりもカフェ店主でいる時間の方が長くなった事になる。感無量だ。京都では 3 年間店が続けばまず安泰、という言い伝え、というか諺、伝説、迷信、気休め、があるようで、という事はオパールはもう安泰。やったあー! 万歳!! イエーイ!! などとはしゃいでいたらゴムが切れてパンツがずり落ちる。勝ったら兜の緒を締めなければならない。って別に勝った訳ではないんだけどね。三条カフェ戦争。消えていく店もあれば、2 号店、3 号店と勢力を伸ばしていく店もある。オパールは幸いなことにビルの 6 階という地の利をいかし、地上の生臭い闘いからは超然とし、泰然自若として我が道をゆく。としゃれこみたい所だけれど、なかなかそうはいかない。やはり地上 6 階程度ではダメだ。地上 6 万階ぐらいの所に店を作らなければ、羽化登仙はおぼつかない。地上 6 階という中途半端な高さでは、飛び降りたって助かる可能性がある。こんな事ではお客さんも躊躇するだろう。いかにお客さんを納得させるか。満足させるか。顧客満足。昨年は京都のパリ化に反対した。今年は世界のアメリカ化に反対している。そして来年こそはナショナリズム元年。日本全国のカフェに国旗の掲揚と国歌の斉唱を義務付ける。ただし国歌は「君が代」を廃し、「上を向いて歩こう」に変更。みんなが上を向いて歩くのは、上に天子さまがおられるからだよ、と解釈すれば、右翼の人達も納得するだろう。そして国賊・奸賊を討つために夜毎カフェには人々が集まり議論沸騰・杯盤狼藉・天下御免・神聖顕現。2001 年は「はじまりの年」になるだろう。はじめに言葉があった。

 4 年目突入。頑張ります。

小川顕太郎 Original:2000-Oct-2;