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 Diary 2000・10月22日(SUN.)

時代祭

 本日は時代祭である。時代祭は、葵祭、祇園祭とともに京都三大祭りの一つだが、葵祭の行列が河原町三条御池間、つまりオパールの前の道を通らず、祇園祭の山鉾巡行が道は通っても午前中に、つまりオパールの営業時間前に通り終わるのにくらべ、オパールの前の道をだいたい午後の 4 時くらいまで様々な時代の格好をした人々が、ゾロゾロ歩いている。本日もただでさえ狭い道が見物客でギュウギュウになっており、人混みをかきわけてオパールに行く。

 オパールのはいっているレディックビルは河原町通りに面しているので、店に入ってしまえば、窓から悠々と行列を観る事ができる。ちなみに付け加えれば、オパールの窓はキッチン内にしかないので、客席から行列を眺める事はできない。私は早々とオープンの準備を済ませ、コーヒーを飲みながら、ボーっと行列を眺めていた。こんなん観てて面白いか?

 唯一面白かったのは、馬が馬糞を道の真ん中に大量に排泄し、その後の行列がその馬糞を回避するために真ん中から大きく二つに別れてしまったことだ。まあ、それくらいかな。

 時代祭は明治 28 年の第四回内国勧業博覧会のパビリオンとして平安神宮が作られた時に、その神社の祭礼として創案されたものだ。歴史が浅く、新しい祭だという事。だからどうだっていう訳じゃあないんですが。

 本日は久々に修羅場を経験した。時代祭に関係があるのかないのか、とても忙しく、加えてショウヘイくんが寝坊をして遅刻したので、私は一人で店を切り回した。一時期は 13 組分のオーダーが溜まり、あまりの事に私は思わず歌いだしそうでしたよ。いやあ、人間たまには修羅場をくぐらなあきまへん。おかげで心身ともに引き締まり、若返った気分。時代祭万歳! って関係ないか。

小川顕太郎 Original:2000-Oct-24;