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 Diary 2000・11月26日(SUN.)

土地を分ける

 ツバキノさん来店。伊藤若冲展の最終日に行ってきた帰りとの事。最終日である本日は 16 時半までなのだけれど、16 時を過ぎてもぞくぞくとお客さんが詰めかけ、係員の人も「何時まで開けてるか分からないけれど、とにかくどうぞ!」と叫んでお客さんを入れ続けていたという。ツバキノさんが人混みにまみれて鑑賞していると、向こうの方でやたらと大きな笑い声が聞こえ続け、気になってそちらの方を窺うと、そこにはミツギちゃんが絵の前で笑い転げていた、らしい。伊藤若冲展に行った人の話を聞くと、みんな誰かしら知人に会っている。京都は狭いという事か。私はだれにも会わなかったけれど。

 ヤマネくんが来店。「正三角形の土地を柵で区切って二等分するとします。その時に、一番柵の長さを短くするには、どう区切ればよいでしょうか」と問題を出し、帰っていく。残された私とワダくん、後からやってきたショウヘイくんで色々考えるが、どうにもよく分からない。

 クラタニくんとリエちゃん来店。次回のソウルサバイバーズのフライヤーの相談をオイシンとする。そこにヤマネくんが帰ってくる。クラタニくんを見たとたん、「やばいね!」と声をかけ、クラタニくんも「やばいですねえ」と応じる。以下、「どうなるんかなあ」「何を考えているんでしょうねえ」と会話が続くが、一体二人で何を喋っているのか。もちろん、阪神タイガースの事、とくにシンジョウの問題について喋っているのだろうが、少しは前置きぐらいしてから喋ってほしい。周りの人間がついていけない。

 オイシンとヤマネくんとショウヘイくんが、明日のフットサルの試合について熱く語り合っている。明日はオイシンの大学時代のチーム「インフィニティ」と「レアル・クスケーニャ」の試合なのだ。だからショウヘイくんはオパールを休む。が、皆勤宣言をしているオイシンは休む訳にはいかない。そこでオイシンにどうするのか尋ねる。

「オイシン、明日どうするの?」「え、明日、ですか‥」「明日、いつごろ来るつもりなん」「ええ! 明日ですか! それどういう意味ですか?!」「どういう意味って…皆勤せなあかんやろ?」「もちろんですよ!!」「じゃあ、明日も来るんやろ?」「当然です!!」「じゃあ、いつごろ来るの?」「えええ!! それどういう意味ですか! いつも通りじゃダメなんですか! 明日何かあるんですか!!!」と、混乱の極みをみせた顔で叫ぶので、私もいささか混乱しつつ「明日、フットサルに行くんとちゃうんか?」と言えば、オイシンは「あ、そうか」と凄く吃驚したような顔をする。今まで、ヤマネくんやショウヘイくんと何の話をしとったんや! 結局オイシンは少しだけ顔をみせてフットサルに行くことになる。

 ミツギちゃんが来店。伊藤若冲展のあとに、伊藤若冲のお墓参りをしてきたそうだ。フットワークが軽いね。

 アサミさんが来店。大学を卒業して神戸の実家に帰り、神戸でお勤めをしているそうなので、久しぶりのオパールである。京都に来たおりにわざわざ寄ってくれるのが嬉しい。

 そういえば正三角形の土地を二等分する問題の答えは、なんと曲線で行う、という意外なもの。今日は聞きそびれたが、詳しい説明・証明を教えて貰いたいものだ。

小川顕太郎 Original:2000-Nov-28;