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 Diary 2000・6月30日(FRI.)

ソウルサバイバーズ1周年

 フットサルを終え、打ち上げ終了後に家にたどり着いたのが朝の 5 時頃。1 時間だけ仮眠をとり、溜まっていた洗濯物を片づけながら日記を書いたりしていると 8 時になった。今から寝れば 4 時間は眠れる! と寝床についたものの何故か寝付かれず、暑い暑いといいながらゴロゴロしているうちに 11 時になる。もし今から寝てしまったら店のオープンに間に合わないのではないか、と考え、結局そのまま起きていることにする。

 本日は「ソウルサバイバーズ」なので、一晩中踊り続けることになる。睡眠時間 1 時間で大丈夫だろうか? と不安がよぎったものの、オレは不眠者だ! これからは毎日 23 時間を有意義に使うんだ! と叫んで納得する事にする。

 昼間は別段どうという事もなく過ぎた。結構いけるではないか、もしかしたら本当に「不眠者」になれたのかもしれない、いわゆる「不眠者」の人達も事故などで突然「不眠者」になるようだし、と考えていると、21 時頃にいきなり睡魔が襲ってきた。耐えきれず、店の裏に行って転がって寝る。私の「不眠者」になるという夢は脆くも破られた。

 本日のソウルサバイバーズは 1 周年という事で、スペシャルゲスト DJ にあの御大、鈴木啓志が来る。日本の若いソウルファンはたいがい鈴木啓志の著した「R & B 、ソウルの世界」や編著の「U. S. Black Disk Guide」に導かれてソウルの世界に入っていくという、そういう人だ。いや、最近の若い R & B ファンはどうだか知りませんがね。

 まあ、とにかくそういうビッグゲストを迎えてのソウルサバイバーズ。ノーザンソウルの 7 インチもかなり凄いものを持っているという話だったので、みんな楽しみにしていた。クラタニくんから、鈴木啓志は 12 時と 1 時と 2 時に 30 分ずつ 3 回まわすと聞いていたので、12 時に間に合うように、店をヒロキくんとタケダくんに任せてコラージュへ急いだ。

 12 時ちょうどにコラージュに着くと、中から「ローズマリー…」が。あれ、イズミくん? と思いブースの方をみると、すっかり坊主頭にしたイズミくんがいる。そこへクラタニくんが寄ってきて「いやあ、鈴木啓志よかったっすよ! あれを聴かなきゃダメっすよ!」…あのなあ…。まあこんなのはいつもの事なので気にせず踊る。

 鈴木啓志が来ているからか、みんなも気合いの入ったプレイで素晴らしい。個人的にはイワブチくんのかけたもの凄くかっこよいモダンソウルに震えた。なんだあれは。お客さんの入りは、ぱっとみたところいつもと変わらず。女の子がいつもより多いかな、という程度。むう、鈴木啓志という名前でもお客さんは呼べませんか。気にせず、踊る。

 で、その鈴木啓志ですが、さすがにいいものをバンバンかける。リチャード・テンプルの「THAT BEATIN' RHYTHM」から始まって、ウィリー・ハッチの「ヨチヨチ・ダック」など、レア且つかっこよいナンバーが続く。とはいえ、私の知識ではどこまでレアなのかは分からないのですが。ときおりクラタニくんが走り寄ってきて「これ、20 万円するらしいですわ! なんやよく分かりませんけど」などと教えてくれる。なるほど。しかしながら、曲のつなぎは下手だった。まあ、仕方ないか、DJ じゃあないし。至福の時を過ごす。

 4 時を過ぎたあたりから、意識が朦朧としてくる。踊っているのか、ふらついているのか、分からなくなってくる。でも、なんとか完走。みなさんお疲れさまでした。

小川顕太郎 Original:2000-Jun-1;