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 Diary 2000・7月31日(MON.)

akira28

 エキスポの二人に、akira28 とはどのような人か、という事を説明していると、タイミングよく akira28 が来店。そこで「akira28 くんってどんな人?」というのを、本人に突っ込んで訊いてみる。

 それによると akira28 は、幼少の頃から陰陽師に憧れ、一人で京都までやってきては安部晴明の古跡などを訊ね歩いたり、秘かに独自の修行を積んだりしていたそうだ。しかしながら何故、陰陽師に憧れたのか。それは日舞をやっていたという祖母に導かれて行くようになった歌舞伎鑑賞に源がある。つまりは安部晴明出生を語る「信太妻」や、「勧進帳」で読み上げられる役小角の名前などに触発され、深くて濃い闇の世界へ誘われていったというのだ。そうやって順調に成長して大学生となった現在、akira28 はどのような生活を送っているのか?

「実は明日から 2 カ月程沖縄にもぐりに行ってくるんですよ」と akira28 。

「もぐり」とはスキューバーダイビングの事である。沖縄、といえば未だ呪術の色濃く残る所と云われている。ユタ、ニライカナイ、タコライス。果たして akira28 は沖縄でどのような修行をしようともくろんでいるのか。akira28 、はかりがたし。

「日舞をやっている祖母といい、歌舞伎鑑賞やスキューバーダイビングという趣味といい、要するに家が金持ちなんじゃないですか?」

 ううん、そうかなあ。身も蓋もないはなしだ。

 オイシンがやってきたので「海老フライがあるけど、食べる?」と言えば、「イエーイ!!!!!!!」ともうこちらが吃驚するぐらい喜ぶ。「ぼくねえ、この世で一番好きな食べ物は海老フライなんですよ!!!」と小踊りするオイシン。さすがは岐阜出身。名古屋文化圏の人間だ。

 そこで小海老のフライを出すと、「なんじゃああ! このちっちゃい海老フライはああ!!!」と大声を出す。文句あるなら返せ、と言えば。「ありませんありません」と言いながら、慌てて口に放り込んでいた。

小川顕太郎 Original:2000-Jul-2;