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 Diary 2000・7月27日(THU.)

野良猫ロック マシンアニマル

『野良猫ロック マシンアニマル』を観に行く。今回も凄かった。冒頭、外人二人組をみんなでリンチする所から始まる。梶芽衣子は真っ白なパンタロンスーツ姿。もうお洒落なんだかどうだか分かりません。が、存在感がいや増してかっこよし。シリーズも 4 作目で、だいぶこなれてきた印象。野良猫ロックとは私の事だ! という気迫が伝わってくる。

 今回の特徴はあまり不良度が高くない事。梶芽衣子は侠気溢れる姐御って感じで、藤竜也から取り上げた LSD をすぐ返してしまうし、藤竜也は日本脱出を試みる礼儀正しい青年(?)だ。

 そんな中でひとり気を吐いているのがサクラこと郷鉄治。ステッキ片手にサイドカーに乗って、暴走集団ドラゴンを指揮する。そのサクラに相棒のサブを撃たれたノボこと藤竜也は、思いっきり取り乱し、泣き叫びながらサブに取り縋る。「サブ〜!!」と絶叫するノボを観て、これってそういう映画だったのか? としばし考える。

 日本脱出、ベトナム逃亡兵、など、ひそやかな日本社会批判を込めたと思しき節もあるのだけれど、そんな事は一向に伝わらず、ただひたすらゴーゴークラブのかっこよさと、ホンダのダックスに乗る野良猫軍団のチャーミングさが印象に残る映画だった。

 夜はウェラーズクラブにて「100 %ノーザンソウル」。今回はイワブチくんが来ると言われていて、確かに来たのだけれど、彼女と京都でデートをした帰りという事で、お客さんとして来ていたのだった。イズミくんは、かわいらしいバックに少量の 7 インチを持って登場。相変わらずみんなを沸かしていた。独走態勢に入っているヒラノさんは別格にしても、クラタニ & イチモト組もいつもとは違った選曲で、次の「ソウルサバイバーズ」を期待させる内容。

 今日はかなりのお客さんが入っていて、狭いウェラーズクラブはいっぱい。私は踊るスペースがないので、椅子に座ってマティーニを飲んでいたら、そのうちに寝てしまった。

小川顕太郎 Original:2000-Jul-29;