京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

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 Diary 2000・7月14日(FRI.)

ヤンキー天国

 もうすぐ祇園祭である。オパールは別に鉾の通り道にあるわけでもないし、観光客が来るような店でもないので、あまり関係ないと思っていたし、実際に去年も一昨年もあまり関係なかったような気がする。しかしながら、本日は昼間こそ怖ろしく暇だったものの、夜は結構忙しかった。閉店時間が過ぎてもかなりの数のお客さんが残っていた。やはり宵々々山ともなれば、夜遅くまで人出があるし、結果として夜遅くまでやっているオパールのような店が賑わうという事か。これでオパールもちっとは京都らしい店になったという事かな。いや、別に祇園祭特別料金はとりませんけどね。

 ベッチが来店。雑誌の「スマート」に載ったらしく、写真を見せて貰う。しかしこの「スマート」という雑誌は初めて見たのだけれど、なんだか良く分からない。ヤンキー御用達の雑誌なのだろうか? 「これでボクもヤンキーの仲間入り!」とベッチが自棄気味に言う。

 とにかく祭りといえばヤンキーが付きものだけれど、祇園祭も例に漏れない。午前 2 時近くに看板をしまいに外に出ると、道路はヤンキーで溢れていた。正にヤンキー天国。ヤンキー強し、土着は強し。

 そういえば昨日ニュースで、和歌山カレー事件の容疑者であるハヤシマスミの自宅の取り壊しが始まったと言っていた。ハヤシマスミ宅は、逮捕以来落書きなどが絶えず、放火も何度かされたらしい。こういう事をするのって「ヤンキー性」なんだよねえ。浅田彰にならって「土人」性といってもいいけれど。つまりは祇園祭で騒ぐ心性と、犯罪者とみなされた人の家に放火する心性は通底している、と。なんて事を書くと問題なんだろうか。

 明日は宵々山です。

小川顕太郎 Original:2000-Jul-9;