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 Diary 2000・1月12日(WED.)

4人

 19 時過ぎに店に行くと、カウンターにババさんがぽつんと座っているだけだった。ヒロキくんに「今日の調子はどう?」と尋ねると、「う〜ん、昼間のお客さん 4 人!」との事。4 人かあ…。

 ベッチ来店。会社帰り。会社を辞めると上司に言ったのか、と訊けば、「なんかめんどうくさくなっちゃって。辞める寸前になったら言います。」という答え。なんだかそれはズルズルいきそうな気配だなあ。果たしてベッチは会社を辞めるのか。そして辞めたとして、「浪費王」の称号を守っていけるのか。予断は許しません。

 男気美容師マツヤマさん来店。「ボルト 1 本。それから旬のチーズもね」もう、他の人が聞いても何を注文しているのか分かりません。でも私は分かるのであった。当たり前か。

 オイシン来店。今月の課題映画である『羅生門』を観てきたようだ。どうだった? 「凄く面白かったです」良かったなあオイシン、『E. T.』以前の映画にも面白いものがあると分かって。オイシンは友達から「黒澤は面白くない」と聞かされて、観もしないでそう思いこんでいたらしいのだが、その誤りが正されてよかった。しかし「黒澤は面白くない」なんて言う奴は、何にも分かっていない馬鹿か、よ〜く分かっているひねくれ者か、どちらかだぞ。ちなみに私は中途半端に分かっているひねくれ者なので、黒澤は面白いがそれ程好きではない、と答える。そんな私のフェイバリット黒澤ムーヴィーは『生きる』です。

 昨日観た『愛の亡霊』の話を、観られなかったトモコに身ぶりを交えながらしていると、トモコが号泣。映画を観ている最中は泣かなかった私も思わずもらい泣き。という話をオイシンにすると、「はああ〜なんか凄いですねえ、僕なんかメディアで泣いたことなんか、2 度くらいですよ」とあきれ顔で言う。じゃあ、何で泣いたんだよお、と問えば「テレビの『西部警察』ですね。誰か主役級の人が殉職した時です」との事。むうう、やはりオイシン恐るべし。要するに映像体験が貧困なんですな。という訳で、「モーレツ! オパール道場」ビシビシしごいていきます。うちはスパルタですからな。「ゆとりの教育」粉砕!

小川顕太郎 Original:2000-Jan-14;