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 Diary 2000・1月4日(TUE.)

新宿泥棒日記

 本日の大島渚は『新宿泥棒日記』と『ユンボギの日記』だ。

『新宿泥棒日記』は、横尾忠則、唐十郎をはじめ、60 年代後半の新宿文化人が多数出演し、あの時代の新宿の熱気を捉えようとした作品。虚実が入り乱れる実験的な作風なのだが、この作品でも、前日と同じ感想を持った。やはり大島は何も分かっていないのではないか? ただ、こうすれば面白くなるという「確信」だけがあって、それで強引に押すんだけど、その「確信」を裏付けるものがあやふやなので、いまひとつ訳の分からない弱い作品が出来てしまうのでは。ううむ。まあ、時代の産物としての資料的価値はあると思うけど。高橋鉄なんて初めてみたが、めっちゃ面白かった。このおっさんも何も分かってへんやん!

 次の『ユンボギの日記』は、大島が韓国で撮ってきた写真に、韓国の貧しい少年の日記である『ユンボギの日記』の朗読がかぶり、さらに小松方正がごちゃごちゃ言う、といった 25 分の作品。社会の底辺を生きる少年の健気な生き方にスポットをあて、社会批判を狙ったのだろうが、これもまたなんだかなあ。ギャグにしかなってまへんで。別に私は斜に構えているわけではなく、むしろゴリッとした左翼的な作品を今は観たくてしかたがないのだが、どうにも弱いぞ大島! 次回に期待するか。アンゲロプロスも絶賛している『儀式』とか観たいんだけどなあ。

 大宮まで戻ってきて、駅前の居酒屋「つぼ八」に行く。すると新年の振る舞い酒と称して、樽に入ったお酒を升にいれてどんどんくれる。私は 3 杯も呑んでしまいました。さすが「つぼ八」。10 %正月チャージをとる「村さ来」とは大違いだ。それにしても正月、今日でオパールの休みも終わりです。そろそろ働かなくてはやばい。ううん、でももっとゆっくりしたあい!!

小川顕太郎 Original:2000-Jan-6;