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 Diary 2000・2月29日(TUE.)

コヤマダさん、キイチさん来店

 コヤマダさんとキイチさんが、コウタロウくんと、改装も手伝ってくれたのだが名前を知らない男性の方と、4 人で来店。「おおお! ちゃんと店になっとるう!」と歓声をあげる。お待ちしておりました。ほんとうに、みなさまにはお世話になりました。もし、みなさまが改装の手伝いに来てくださらなかったならば、いまだに工事を続けていた事でしょう。という訳で、ドン! ワインのボトルを一本進呈。飲んで下さい!

 夜は久しぶりにオパール道場がカウンターで繰り広げられる。どうやらオイシンには「考える」という行為が欠落していたようだ。なんでもデザインとかするのに、何も考えずにいきなりパソコンに向かい、色々こねくりまわして作るそうなのだが、そんな事ではろくな仕事が出来ないぞ、オイシン。

「えー、でも、ヤマネさんやタケダさんも、オパールの改装を考えながらやった、と言っていたじゃないですか」。いや、それは違う。ヤマネくん達の言うのはそういう意味じゃない。まず大体の所は考える。そしてそれを実際にやってみるのだが、どうしたって 100 %考えた通りには出来ないので、そこでまた考える。で、またその考えた事をやってみる、という作業の繰り返しを、「やりながら考える」と言ったのだ。じっと虚空をみつめて佇んでいたヤマネくんの姿を覚えていないのか?

 オイシンの場合は、とりあえずなんかやってみて、こうしようかなあ、こうでもいいなあ、とか思っているうちに、なんとか形になってきて、これだ! とか決めて作業完了という訳だろう。でもそれでは、ムチャクチャにワープロのキーボードを打っているうちに、偶然いい文章が出来るのを期待するみたいなもので、例え文章になったとしても、膨大な時間がかかるし、それで「いい」文章が出来ることなんか、ほとんど期待できない。とりあえず「考える」こと。そこから全ては始まる。わけです、はい。

 なんだか猛烈に感動して帰っていったオイシンが、滑稽でもあり、こわくもある。ババさんのレビューにもあるように、「笑い」と「恐怖」は紙一重ですな。

小川顕太郎 Original:2000-Feb-31;