京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

HOME > diary > 00 > 0216
 Diary 2000・2月16日(WED.)
改装 SPECIAL!
21 日リニューアル・オープンまであと 5 日

I LOVE ペッカー

 朝一番に銀行に行き、120 万円おろす。窓口の女の人に「なにかお買いものですか」と訊かれたので、「ええ、レコードを買おうと思って」と答えておく。

改装Photo そのままオパールへ。果たして厨房機器を入れる場所は出来ているのか、といささか不安な気持ちを抱えつつエレベーターを上る。が、その心配は杞憂に終わった。立派に出来ているではないか。タケダくんとヤマネくん、さすが! 私は何も言いません。おかげで無事に厨房機器の搬入ができました。トモコは私のレコード代の 120 万円を景気よく払う。

 いやあ、良かった良かった、一仕事終えたってかんじ、さあ、今日はもう帰ろか。てな訳にはいかず、まだまだ作業は押しています。本日の目標は「のりのりあたふた」。なんか、切迫感が目標にも表れております。とにかく作業がカウンター周りに集中してきて、とりあえずカウンターの骨組みだけでも出来れば一気に作業は進むのだが、それが出来ないので、私とヒロキくんはなんとなく手持ちぶさたで、じっとヤマネくん、タケダくん、コウタロウくん、の作業をみつめている。こうなれば、暇そうな我々になんとか仕事を振ろうと気を使ってしまうのが、現場監督のつらい所だ。


改装Photo「じゃあ、ヒロキさんはコンパネを切って下さい」「よっしゃ!」「で、ケンタロウさんはこれを持ってて下さい」「よし!」ウィイイイイン。

「じゃあ、ヒロキさんはこれを打ちつけて下さい」「よっしゃ!」「で、ケンタロウさんはこれを持ってて下さい」「よし!」ガン、ガン、ガン。

「じゃあ、ヒロキさんはこれを貼って下さい」「よっしゃ!」「で、ケンタロウさんはこれを持ってて下さい」「よし!」ペタ、ペタ、ペタ。

 …なんか、持ってばっかりの私。あまり気を使わせても悪いし、作業の邪魔にもなるので、小さくなっている。

 そこへミツギちゃんがやってきたので、いったん夕飯をみんなで食べにいく事にする。すぐ近くにある居酒屋「天狗」へ。まだ作業があるのにい、と乗り気でないタケダくんを無理に説得して連れ込み、料理とお酒をバンバン注文する。イエーイ。あっと、忘れる所だったが、今日はお客さんが 2 組あがってきた。という事はこれで累計 5 組。そのうち一組はオイシンが「あれは客じゃない!」と自分のホームページででも言い張っているので、それを認めてやったとしても、4 組。じゃーん、オイシンはこれで、約束通りアシャンティのミレニアムコースに一緒に行った 9 人に、一杯ずつお酒を奢らなくてはならない。明日から 1 組あがるごとに、さらに一杯ずつ追加だ。ううん、楽しみ。ちなみにハナタレは一杯 1000 円だからな、オイシン。

 作業を続行するみんなと別れて、私とトモコは『I LOVE ペッカー』を朝日会館に観に行く。ジョン・ウォーターズの新作なので、勿論最高に決まっているのだが、そして実際に最高だったのだけれど、これを今年のベスト 10 にいれることをここに宣言したうえで一言いわせてもらえば、ジョン・ウォーターズちょっと衰えたかな、と感じた。ラストの『失われた時をもとめて』オチなんか、ちょっとイタイ。でも、やっぱ最高。最高でしょ、うん。

 さあ、明日も作業を頑張ろう!

小川顕太郎 Original:2000-Feb-17;