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 Diary 2000・12月31日(SUN.)

大晦日

 一昨年は通常営業を行って、初詣で帰りのお客さんの大量来襲でわやくちゃになった。去年はこっそりと秘密パーティーを行い、日本一のノーザンソウル DJ であるキタアキくんにたっぷりとプレイして貰って、調子に乗って踊り過ぎてクタクタになった。今年はもうひっそりと新年を迎えようと、完全に店を休むつもりだったのだが、やはり新世紀はオパールで、仲間達とともに迎えようと考え直し、急遽店を開けることにした。

 といっても、営業をするのでもパーティーをするのでもなく、ただみんなで集まってダラア〜リと過ごそう、というものだ。

 一応、23 時ぐらいからボチボチ集まる、という予定にして、スタッフは 22 時集合にしておいたのだが、私とトモコが店に向かおうとタクシーに乗り込むと、烏丸から東は通行止め、と言われて乗車出来なかった。そういえば店のすぐ側の市役所前広場で、ミレニアムイベントがあるのだった。仕方なく地下鉄に乗ると、もうぎゅう詰め。市役所前駅で降りると、謎のバンドがゼスト御池で演奏している。地上に上がると、人の波波波で、前に進めない。みんな市役所前広場に向かっているのだ。たまらん。なんとか店に辿り着くと、ワダくん、ショウヘイくん、オイシンと、ババさんがすでにやってきていた。

 最初にやってきたのはユキエさん。続いてジュリさんとお友達、ヨーコさんとお友達、ヤマネくんとミツギちゃん、と集まってくる。ベッチも登場。ウエナカさんも登場。何故か可能涼介も登場。このメンバーでカウントダウンをする。

 多分爆発的に盛り上がっているであろう市役所前広場のすぐ側、地上 6 階で、サラリと新年を迎える。明けましておめでとうございます。

 2001 年はダラリと始まった。ワイン、焼酎、泡盛を飲みながら、ユキエさんの作ったシュークリームケーキを食べたりなんぞして、統一理論や人工知能、永劫回帰や創造的進化、大智度論や中観、価値形態論や階級闘争、治者の論理や俗情との結託、など、下らない会話をズルリズルリと続けたりする。

 ウェラーズクラブでカウントダウンをしてきたクラタニくんとリエちゃんがやってくる。ノーザンソウルや楳図かずお、モッドスーツやオイシンの髪型などについて喋る。ヴィヲロンで大忙しだったタケダくんとツバキノさん、タショくんがやってくる。実は 1 時か 2 時くらいに流れ解散にしようと思っていたのだけれど、なんとなく人々はやってくるし、私も酔ってきて、時間の感覚がなくなってきたこともあり、なし崩し的に集まりは続いていった。

 キタアキくんから電話があり、来る予定だったのが身体の調子が悪くて来れない、と謝られる。同様の電話がアキラ 28 からもある。なんのなんの。無理してまで来るような集まりではないですね。ダラ〜リダラ〜リと、オカルティズムや偽史、超古代文明や疑似科学についての戯言が飛び交う。

 結局朝まで続いてしまい、グッタリ疲れる。最後にマキさんがやってきて、市役所前のカウントダウンは、風船がひとつ飛んだだけのショボイものだった、と教えてくれる。

 いやあ、まあ、だらありとして、めでたさもちゅうくらいなりの、お正月、です。なあ。

小川顕太郎 Original:2000-Dec-2;