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 Diary 2000・12月25日(MON.)

可能帰還

『まんがサガワさん』を、タケダくん、ババさん、にみせる。二人とも衝撃のあまり頭を抱える。タケダくんいわく「今までの人生で最もショックを受けた印刷物」、ババさんいわく「20 世紀の奇書ですな」。パラリとページをめくって読んだショウヘイくんも、思わずのけぞっていた。

 可能涼介来店。神戸のルミナリエを見てきたそうだ。ところで神戸には 1000 円ショップという、何でも 1000 円で売っている店があるそうで、そこで「これを買ってきた」と言って、ベルトをだす。可能はベルトをしていなかったようで、その場でそのベルトをはめる。が、長すぎてとめられない。「鋏を貸してくれ」と言うので貸すと、そのままズボンにベルトをはめたまま、鋏を使って長さを調整している。なんか変な光景だ。

 可能は大阪での NAM 総決起大会に行ってきたそうで、そこで柄谷行人に目敏く見つけられ「なんや可能、お前も入ったんかあー!」と大声で叫ばれたらしい。ところで予定されていた村上龍は来たのか? 「いや、来んかった。イタリアからの飛行機に乗り遅れたという理由らしいけど、ホントかねえ」。まったく、ホントかねえ。会場はほぼ満席だったらしいが、おっさんばかりで、若い人も女性もほとんど居なかったという。

 可能は我が家に泊まることになり、一緒に帰る。エアコンをつけているとはいえ、ムチャクチャ底冷えする部屋で、朝方まで話し合う。とりとめのない話。演劇システムの解体について。路地解体以後の世界について。無限成長。右脳。創造的退行‥‥。とにかく、寒かった。

小川顕太郎 Original:2000-Dec-27;